今週行われる大阪杯にはＧＩと見まごうほどの豪華メンバーが集結。それぞれが異なる目標に向けた重要なステップレースと位置づけており、注目度の高さで言えば、先のＧＩと比べても遜色ないものと言えるだろう。
最大の注目は今回が復帰2戦目となるキズナ。緒戦の京都記念はスローペースの展開もあり、差し届かずの3着に敗れたがメンバー断トツの上がり33秒3は「負けて強し」を強く印象付けるもの。ひと叩きされた事で状態は型通り良化。今度は内容だけではなく結果も求められる一戦となる。
最大のライバルは、昨秋に天皇賞（秋）1着、ジャパンＣ3着と一気に頭角を現してきた良血スピルバーグ。今年緒戦はあくまで大一番に向けた前哨戦という位置づけだが、この後に欧州遠征を控える身としてはここで無様な競馬をみせるわけにはいかない。
一時のスランプを脱出しつつあるロゴタイプにカレンブラックヒル。1番人気を裏切った前走の汚名を返上したいイスラボニータ。昨秋の牝馬ＧＩ馬2頭、ラキシスにショウナンパンドラ。これらＧＩ馬に加え、毎日王冠で後の天皇賞馬を負かしたエアソミュールに、7歳にして本格化のデウスウルトなどもスタンバイ。当日の阪神はＧＩ並みの盛り上がりが見られそうだ。