【NHKマイルC&新潟大賞典】注目馬情報!!
5月7日(日)
■NHKマイルC
軸はカラクレナイ。デビュー2戦目の未勝利から万両賞、フィリーズレビューと一気の3連勝。期待された桜花賞は4着に敗れたが、後方からの競馬で最後はきっちり詰めて勝ち馬と0秒2差なら十分評価に値する内容だった。前哨戦では後の桜花賞馬をあっさり差し切っており、前走は流れや位置取り、馬場が影響しての敗戦。能力的には桜花賞馬と比べても遜色ないと考えていい。代表産駒の安田記念勝ちのロゴタイプがいるローエングリン産駒で東京マイルへの舞台替わりは歓迎。主戦のミルコ・デムーロ騎手に戻るのも大きなプラス材料。初の長距離輸送さえ克服できれば、ハイレベルな牝馬が牡馬を一蹴するシーンが見られそうだ。
穴ならタイムトリップ。2走前のクロッカスSから差す競馬に転換すると、上がり33秒3の末脚で豪快な差し切り勝ち。これで新境地を開き、前走のニュージーランドTでは後方待機から上がり最速で0秒3差の5着。中山マイルで大外を回したぶん前を捕らえ切れなかったが、やや間隔が空いていたことと当時の馬場やペースを考えれば着差着順以上の評価が必要だろう。ここまで掲示板を外したのは、今思えばかなりのハイレベルなメンバーだった京王杯2歳Sの7着のみと安定感も抜群。マイルも問題なく、2走前の内容から東京替わりも歓迎。一発の可能性は十分に秘めている。
■新潟大賞典
軸はメートルダール。昨年はクラシック本番への出走こそ叶わなかったものの、京成杯と共同通信杯で共に3着と世代の重賞で活躍。セントライト記念で6着に敗れた後は自己条件で仕切り直しとなったが、初の古馬との対戦となった精進湖特別を33秒2の末脚で圧勝すると、準オープンもクラス2戦目の前走であっさり勝ち上がり。あらためてオープン級の実力を証明した。それでも形式上は昇級戦での重賞挑戦。ハンデは55kg止まりと実績からすれば恵まれた印象で、持ち前の決め手を存分に活かせる新潟外回りも大歓迎の舞台。ここは素直に強い4歳世代を信用するのが良さそうだ。
穴ならロンギングダンサー。近走成績は振るわないが、昨秋の毎日王冠では一線級を相手に4着に好走しており、中間の稽古の動きからもまだまだ年齢による顕著な衰えはない。何より強調したいのが新潟芝外回り2000mの適正だ。準オープン勝ちが当地で勝ち時計1分58秒1は例年の新潟記念のそれと比べても遜色ないもの。新潟記念は15年が3着、16年が4着ととにかくこの舞台では安定している。今回は約3ヶ月ぶりの実戦となるが、もともと休み明けは苦にしないどころか、十分な間隔を取った方が良いタイプ。得意舞台での大駆けに期待したい。
Posted by ライアン on 5月 6th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: NHKマイルカップ, 新潟大賞典