【中山記念&阪急杯】注目馬情報!!
2月28日(日)
■中山記念
軸はドゥラメンテ。レベルの高い世代の中でも頭一つ抜けた存在と言える2冠馬。両前脚骨折からの復帰とあって陣営は慎重な姿勢だが、既に今週の凱旋門賞挑戦を明言するなどしており、たとえ故障明けの復帰戦と言えどここで負けるわけにはいかない。時期的なものもあってなかなか絞りきれず太め残りは否めないが、最終追いでは古馬オープン馬を馬なりで3馬身突き放す軽快な動きを披露。「重めの心配はあるが、能力は出せると思う」という状態まで上がってきた。秋に日本競馬界の悲願を成就させるためにも、ここは絶対能力の違いで圧勝まで期待したいところ。
穴ならフルーキー。GI級の強豪が揃い極端な波乱に期待するのは無謀とも言えるが、オッズとの兼ね合いで妙味がありそうなのが本馬だ。デビューから18戦、GI菊花賞の6着を除く全てで掲示板を確保してきた堅実派。2走前のチャレンジCでは中団のインから馬群をこじあけるように鋭く突き抜けて待望の重賞タイトルを獲得した。前走の中山金杯は3着に敗れたものの、57.5kgのトップハンデを背負い上がり3Fは32秒台と力は見せた。1Fの距離短縮、別定で56kgに斤量減と条件は好転。強豪相手でも立ち回り一つで勝ち負けに加わる可能性はある。
■阪急杯
軸はレッツゴードンキ。昨年は桜花賞を勝ったことで牝馬三冠戦線を歩むことになったが、血統や馬体から本質的に短いところ向きなのは明らかで、梅田師も「ようやくクラシックに縛られなくなって、使いたい距離を使える」と本音を明かす。7F以下は経験こそないものの、その卓越したスピードからベストの距離が6~7Fである可能性は高い。0秒5差6着のマイルCSから古馬牡馬相手でも通用の能力は示しており、その上で適距離が舞台となるならば、休み明け初距離でもいきなりから頭まで期待して良さそうだ。
穴ならヒルノデイバロー。門別から中央に移籍しダートでは一度も掲示板を外したことがなかったが、2走前の1600万下を勝ってオープンに昇級すると、その初戦に芝の重賞を選択。シルクロードSで0秒7差の7着とそれ自体は特筆するものでもなかったが、そこで見せたキレ味は強烈そのものだった。出遅れて後方からの競馬で後半に余裕があったとはいえ、重賞メンバーを相手に上がり3Fは最速の32秒6。「前走より状態はいい」と上積みは十分なだけに、舞台替わりでも前走同様の決め手が発揮されれば上位争いに加わってきてもおかしくない。
Posted by ライアン on 2月 26th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 中山記念, 阪急杯