2月24日（日）

 

■中山記念

 

軸はウインブライト。ＧＩ馬５頭が集結する豪華メンバーとなったが、この舞台で重視すべきはＧＩ実績ではなくコース適性だ。本馬は昨年の同レース覇者であり、年明けの中山金杯を58kgで快勝している現役屈指の中山巧者。主戦の松岡が「もともと古馬になってからと思っていた」と話せば、畠山師も「一年前と比べて一段階上の成長を見せてくれている」とパワーアップも顕著なだけに、強敵相手でも舞台が中山なら主役を譲るわけにはいかない。

 

穴ならマルターズアポジー。小倉大賞典からの連闘になるが、その前走は出遅れもあり本来の逃げとは真逆の最後方からの競馬で13着惨敗。しかし、太め残りでの出走だったことを考えると、意図的か否かは別として実質的に公開調教代わりの一戦となったことも事実だ。中山の内回り、開幕週の馬場、さらに同型不在のメンバー構成。ベストと思える条件で単騎逃げが濃厚だけに、後続の有力馬が互いに牽制し合えば、昨年同様、残り目は十分に考えられる。

 

 

■阪急杯

 

軸はミスターメロディ。昨秋の勢いそのままに年明けからの重賞戦線でも快進撃を続ける明け４歳世代の一角。前走の阪神Ｃはスローの逃げに持ち込んだ勝ち馬に半馬身ほど及ばなかったが、好位のインを上手く立ち回って２着確保なら悪くはない。ここに来て充実期を迎えつつあり、年を越しての成長度も十分。ダートで２勝と一見するとパワータイプにも見えるが、陣営は「スピードを生かすには開幕週の馬場がいい」とスピード勝負にも自信。巻き返せる。

 

穴ならスマートオーディン。かつてはダービーの有力候補とまで言われた逸材だが、屈腱炎により２年以上のブランクがあり、復帰後はなかなか思うような競馬が出来ていない。しかし、復帰４戦目となった前走の京都金杯は着順こそ10着と振るわなかったが、勝ち馬とは僅か0秒4差で上がり３Ｆはメンバー最速をマーク。ようやく「この馬らしさが見られた」と池江師も復調に手応えを感じている。折り合いに課題があるだけに７Ｆへの短縮も歓迎。大駆けがあっていい。

 

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Posted by ライアン on 2月 23rd, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: 中山記念, 阪急杯

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