【関屋記念&エルムS】注目馬情報!!
★8月16日(日)
■関屋記念
軸はスマートオリオン。距離が不安視された前走の中京記念を快勝。デムーロ騎手の好騎乗も光ったが、それを踏まえても強い競馬だった。それまではスプリント戦にしか実績がなかったが、「ズブさが出て折り合いが付くようになった」ことで距離延長を克服。久々のマイル戦とあって最後はさすがに止まったが、それでも中央競馬のなかでも特にタフなコースとして知られる中京のマイルを克服したのだから、関屋記念の新潟マイルに対応できない理由はない。上がり勝負になるとやや分が悪いが、日本一直線の長いコースの割りに逃げ先行馬が好成績を収めているレースでもあり、メンバー構成的にも展開は向きそう。連勝で早々にサマーマイルシリーズ制覇を決める可能性は低くない。
穴ならアルバタックス。明け3歳のシンザン記念以来の重賞挑戦となった前走の中京記念は6着ながら勝ち馬と0秒2差に善戦。4角15番手と位置取りが後ろ過ぎたため届かなかったが、メンバー最速の上がりは次に期待を抱かせるものだった。新潟のマイル戦は過去2回経験して共に上がり33秒0。特に3走前の谷川岳Sは好位4-5番手の位置取りからマークしたものでその価値は高い。時計勝負にも対応できるスピードと、安定感のある末脚は、高速馬場で平坦で直線の長い新潟にはいかにもマッチする。鞍上の武豊騎手もこれで3戦連続の手綱なら小差6着の前走から大幅な前進があってもいいはずだ。
■エルムS
軸はクリノスターオー。昨年の勝ち馬ローマンレジェンドを筆頭にリピーターが目立つのがエルムSの特徴。ここは昨年2着の本馬を信頼したい。陣営が「気持ち一つで変わる馬」というように、ややムラのある成績だが重賞3勝の実績は文句なしにメンバー上位。前走の帝王賞は6着に敗れたが、ハナを切りながら終始外から絡まれる厳しい展開だったことを考えれば悲観するほどではない。昨年の当レース2着の他、重賞3勝すべてで手綱を取っていた幸英明騎手に戻るのは好材料。これまで戦ってきた相手関係からしても、ここで無様なレースは出来ない。
穴ならカチューシャ。やや勝ちみに遅い面もあるが、自己条件でしっかりと経験を積み、着実に自力を強化して昨春にオープン入り。その後は牝馬限定の交流重賞で2,3着と好走。今春のオアシスSでは約5ヶ月ぶりの実戦をものともせず牡馬相手に解消してみせた。前走の大沼Sは大差の惨敗だったが、これは道中の鞍ズレで文字通り全く競馬にならなかっただけで参考外。下級条件時代も含めてのものとはいえ、全6勝中3勝をローカルのダート1700mで挙げているコース巧者。滞在競馬が合うのか北海道シリーズでの成績もいいとなれば、ここで狙わない手はない。
Posted by ライアン on 8月 14th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: エルムステークス, 関屋記念