8月13日（日）

 

■関屋記念

 

軸はロードクエスト。前走はオープン特別のパラダイスＳで５着に敗戦。スローの展開が向かなかった事もあるが、それ以前に休み明けでプラス12kgと明らかに余裕残しの仕上げでもあった。敗因ははっきりしており陣営に悲観の色はない。今夏はここを目標にしっかり調教を積み、臨戦態勢は万全。新潟の1600ｍは新潟２歳Ｓで最後方から上がり３Ｆ32秒8の衝撃的な追い込みを決めており、左回りの平坦コースへの舞台替わりは大歓迎。先行勢が揃って流れは向きそうなだけに、ここは３つめの重賞タイトルを掴むチャンスだ。

 

穴ならクラリティスカイ。２年以上勝ち星からは見放されているものの、今年は中山金杯２着、小倉大賞典３着など重賞戦線で度々好走。いずれも57.5kgを背負ってのものだけに着順以上にその価値は高い。前走のエプソムＣは15着に大敗したが、これは「出負けして流れに乗れず、参考外の競馬」。その後はここを目標に調整を重ね、今回は「この一年の中では一番良い状態」と陣営はデキの良さをアピール。朝日杯ＦＳ３着、ＮＨＫマイルＣ優勝の実績からも、久々のマイル戦で一変があっておかしくない。

 

■エルムＳ

 

軸はテイエムジンソク。目下３連勝中のダート界の期待のホープ。前走のマリーンＳはトップハンデ57kgを背負いながら、ハイラップの逃げで最後は流す余裕を見せながらの５馬身差圧勝。力が違ったとしか言えない圧倒的な勝ちっぷりだった。それでも、前走は軽めの調教だけで「無理やり半分で使った」という状態。当然、今回はそれ以上の仕上がりに期待ができる。逃げても控えても競馬が出来るセンスがあり、小回り適正も抜群。準オープン時代にはグレイトパールなどと接戦を演じており、相手強化も気にならない。コンビを組んでから３戦３勝、古川吉洋の手綱で一気に重賞タイトルを掴み取る。

 

穴ならコスモカナディアン。前走で準オープンを勝ち形の上では昇級戦だが、降級前は統一ＧＩの川崎記念で３着があり、実績ではむしろメンバー上位と言える。休み明けで「７～８分のデキだった」という前走を叩かれ状態面は右肩上がり。下級条件とはいえ札幌のダート1700ｍは勝鞍もあり適正は十分。陣営は「テイエムジンソクをマークして強気のレースをしたい」と圧倒的１番人気が見込まれるライバルを相手に真っ向勝負を宣言。これも自信の表れと言えるだろう。流れ次第で大物食いの可能性は十分ある。

 

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Posted by ライアン on 8月 12th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: エルムステークス, 関屋記念

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