【ステイヤーズS&金鯱賞】注目馬情報!!
12月3日(土)
■ステイヤーズS
軸はアルバート。昨年同様、鞍上にムーアを迎え抜けた1番人気が濃厚だが、それでもこれに逆らうのは得策ではない。秋初戦のAR共和国杯は半馬身差2着に敗れたが、直線で狭くなる場面もありながら最後までしぶとく脚を伸ばし地力を証明。勝ち馬が続くJCで3着なのだから、なおさらその価値は高い。登録のあったJCを見送り、ここで連覇を狙ってきたのもそれだけの勝算があってこそ。骨膜炎明けで半年ぶりの前走を叩かれて状態は急上昇。5馬身差圧勝の昨年と比べても「同じような状態」ならば、不安材料は皆無とみて良さそうだ。
穴ならカムフィー。リピーターの多いレースだけに前年2着の実績はそれだけでも買い材料になるが、父ダンスインダザークに祖母の父がリアルシャダイという典型的な長距離血統で、3000m超のレースは昨年のダイヤモンドSの3着もある。前走の天皇賞(秋)は約5ヶ月ぶりに実戦で、相手も一線級のGIではさすがに分が悪かったが、ひと叩きされた事で体調は確実に上昇。もともと休み明け2走目は[1-0-3-0]という叩き良化型でもあり、波乱の立役者となる資格は十分ある。
■金鯱賞
軸はヴォルシェーブ。前走AR共和国杯は、中団の後ろでじっくり脚をため、直線に向くと大外に持ち出してメンバー最速の上がりを繰り出し3着に好走。昇級初戦とすれば上出来の内容と言ってもいいだろう。脚元の不安から長期の休養があったが、ここにきて素質が完全に開花してきた印象。半兄にNHKマイルC3着のリルダヴァルがおり、2000mへの距離短縮も歓迎だ。脚質的に開幕週の馬場がどうかだが、ここまで一度も馬券内を外していない左回りならがここはあっさり突き抜けても不思議ではない。
穴ならトーホウジャッカル。一昨年の菊花賞を驚異的なレコードタイムで快勝し、その後の更なる活躍が期待されたものの、度重なる脚部不安などもあり、以後は勝ち星どころか馬券内の好走もなく、すっかり評価は急落。しかし、順調さを欠きながらも昨年の宝塚記念、今春の天皇賞ではともに0秒3差と一定の地力を示してきたことも事実。15着に敗れた前走の宝塚記念にしても、極端に道悪を嫌うタイプで敗因が馬場にあったことは明白だ。開幕週の馬場は歓迎だけに、良馬場の復活Vの可能性は十分。
Posted by ライアン on 12月 2nd, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: ステイヤーズステークス, 金鯱賞