【日本ダービー&目黒記念】注目馬情報!!
5月29日(日)
■東京優駿(日本ダービー)
軸はサトノダイヤモンド。デビュー前からダービー候補として注目されていた逸材。新馬→500万下→きさらぎ賞をいずれも圧勝。無傷の3連勝で臨んだ皐月賞では3着に敗れたが、厳しい流れを早めから追いかけざるを得ない展開で、さらに直線ではリオンディーズの斜行により大きな不利を受けてのものなのだから悲観する必要はない。もっと言えば、陣営は戦前から「目標はダービー」と公言しており、休み明けであくまで先を見据えての仕上げだったことも影響したといえそうだ。今回は当初から最大目標に掲げてきた日本ダービー。1番人気に応えられなかった皐月賞のリベンジを果たし、秋のさらなる飛躍へと繋げる。
穴ならヴァンキッシュラン。現3歳世代は過去に例がないほどにタレントが揃っているためいまいち目立たないが、前走青葉賞の勝ちっぷりは歴代の勝ち馬と比べても文句無しに強い内容だった。淀みない流れを好位で追走し、直線入り口から早めの仕掛けで後続を完封。勝ち時計2分24秒2はレース史上2位の好タイムで、ダービーとの比較でもワンアンドオンリーやキズナが勝った年のそれよりも速い。これを自ら動いて勝ちに行く競馬をした上でマークしているのだから価値は高い。決め手勝負の有力馬も多く、それらが牽制しあう展開になれば前走同様の早め抜け出しで押し切る可能性も低くない。
■目黒記念
軸はマリアライト。体調の管理が難しいとされる牝馬だが、本馬はデビュー以来、掲示板を外したのが格上挑戦で挑んだスイートピーSのみという堅実派。昨年はエリザベス女王杯勝ちの他、牡馬の一線級が相手の有馬記念でも0秒1差4着と善戦。今年の始動戦となった日経賞でも0秒3差3着と好走しており、その能力は性別を超えて現役上位と言える。メンバー唯一のGI馬でさすがにハンデは見込まれたが、56kg自体は克服済みで問題なし。28年振りとなる牝馬による目黒記念制覇に期待する。
穴ならネオブラックダイヤ。一昨年秋のオープン入り後は長距離戦を中心に使われ重賞で馬券圏内の好走はゼロ。唯一3着以内に入ったのは年明けの万葉Sのみだが、昨春以降のレース内容はそれなりに評価できるものになっている。昨春の天皇賞は0秒3差5着。続く宝塚記念も0秒5差。距離の短かった新潟記念は度外視。ステイヤーズSは勝ったアルバートにこそ離されたが2着馬とは0秒3差。万葉Sは前記通り3着。ダイヤモンドSは馬場が悪すぎたためこれも度外視。前走の大敗も初の海外遠征で相手も強かったことを考えれば悲観する必要はない。「帰国後も元気は良すぎるくらい」と状態面は文句なし。波乱演出は十分有り得る。
Posted by ライアン on 5月 28th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 日本ダービー, 東京優駿, 目黒記念