9月3日（土）

 

 

■札幌２歳Ｓ

 

 

軸はタガノアシュラ。断然の１番人気が濃厚で妙味は薄いが、それでもこれに逆らうのは得策ではない。デビュー戦は函館芝1800ｍで従来の記録を１秒も更新する衝撃のレコードＶ。スタートから楽に先頭に立つと、あとはスピードの違いで後続を置き去りにする盤石の競馬だった。そこで４馬身突き放したサトノアリシアは次走を圧勝し、さらにコスモス賞も連勝。これを相手にしなかったという事実がより本馬の強さを際立たせる。近親にステイゴールドやショウンナンパンドラがおり血統の裏付けも十分。久々に現れた「タガノ」の冠を持つ大物。暮れの世代ＧＩ、さらには来春のクラシックに向けて結果と内容の両方に期待したい。

 

 

穴ならアンノートル。今年がファーストクロップのアイルハヴアナザー産駒。稍重の東京マイルのデビュー戦を快勝すると、続く中京２歳Ｓを３着好走。敗れはしたものの「向こう正面で手前を替えたかったけど、左手前のままでスムーズに替えられなかった」と松岡が振り返る通り、決してスムーズな競馬ではなく、その中で期待馬ディーパワンサに0秒2差なのだから十分に評価に値する。父アイルハヴアナザーに母父タイキシャトルの血統から、力のいる札幌の洋芝は間違いなくプラス。前２走の内容から１Ｆの距離延長も問題なく、新馬勝ち直後の参戦となる馬が多い中でのオープン好走歴は経験値という意味でも大きなアドバンテージ。チャンスは十分ある。

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Posted by ライアン on 9月 2nd, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 札幌2歳ステークス

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