【日本ダービー&目黒記念】注目馬情報!!
5月28日(日)
■日本ダービー
軸はスワーヴリチャード。2番人気の支持を集め期待された皐月賞は6着に敗戦。しかし、当時の中山の馬場は荒れているのに内が速く止まらない特殊な馬場状態。道中の位置取りと進路が明暗を分けたようなレースで、実力がそのまま反映されたとは言い難い。当然、そこでの敗戦は評価を下げる要因にはならず、むしろ中団から外を回して0秒4差ならあらためて地力の高さを示したとも言えるだろう。左回りの方が明らかに走りがスムーズで、もとよりダービー向きと言われたきた素材。ダービー2勝の名手が惚れ込む才能が大一番で開花する。
穴ならクリンチャー。13番人気と低評価だった皐月賞で4着に好走。好位から早めに前を捕まえに行く積極的な競馬で勝ち馬と0秒3差。高速馬場が後続に差を詰めさせなかったとも言えるが、前から運んだ馬で最も強い競馬をしていたのは本馬だったと言っても過言ではないだろう。2200mのすみれSを圧勝しており距離に不安はなく、有力視される馬の多くが待機組とあって展開の恩恵も大きそう。瞬発力勝負になると分が悪いが、鞍上の藤岡兄が前走同様、積極的に運んで消耗戦に持ち込めば決して勝機は小さくない。
■目黒記念
軸はヴォルシェーブ。デビュー当初から高い評価を受けてきた良血馬がようやく充実期を迎えた印象。昨秋はアルゼンチン共和国杯でシュヴァルグランに0秒1差の3着。続く金鯱賞は流れが向かず9着に敗れたが、年明け初戦のメトロポリタンSは2分24秒1の好時計で完勝。オープン特別では力が違うところを見せつけた。AR共和国杯と比べれば相手関係は随分楽になる上、一度使われた事で状態面は着実に上昇気配。東京コースは[3-1-1-0]で前記通り重賞3着もあるベストコースだけに、先々に大舞台を見据える以上、ここはきっちり賞金を加算しておきたい。
穴ならヒットザターゲット。今年で9歳。既にキャリアは50戦を超える大ベテランだが、前走の金鯱賞は着順こそ13着と振るわなかったが勝ち馬とは0秒5差で上がり3Fが最速ならまだまだ顕著な衰えはないとみていいだろう。目黒記念は過去3年が4,1,3着、いずれも8番人気以下での好走なのだから、当舞台との相性の良さ、適正の高さは言うまでもない。休み明けの前走を叩かれて体調は上向き。3年連続での波乱演出があってもおかしくない。
Posted by ライアン on 5月 27th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: 日本ダービー, 東京優駿, 目黒記念