9月6日（日）

 

 

■新潟記念

 

 

軸はマジェスティハーツ。３歳時に神戸新聞杯でエピファネイアの２着に入りその後の飛躍が期待されたが未だ重賞は未勝利。昨夏以降は二桁着順が続くスランプにも陥っていた。しかし、６月の鳴尾記念でメンバー最速の上がりを叩き出し２着に好走すると、続く関屋記念も32秒4の強烈な末脚で２着。勝ち切れないものの、一時期の不振を脱出し再び上昇気流に乗ってきた。新潟外回りは前記した関屋記念を含め重賞で２度の２着がある得意コース。舞台適正はメンバー上位と言えるだろう。近走のなかでは比較的メンバーにも恵まれた今回、人馬ともどもそろそろ悲願のタイトルが欲しい。

 

 

穴ならパッションダンス。２年以上も馬券に絡めずにいるが、昨年の金鯱賞を除く重賞６戦すべてが0秒5差以内と能力が大きく劣っているわけではない。新潟実績は新潟大賞典勝ちを含め３戦２勝と好相性。リピーターの多い舞台であることを考えても、この適性は特筆物。６着に敗れた前走の小倉記念にしても、小回りコースで密集してポジションが取れなかったことが主な敗因。過去実績から適正を強調するまでもなく、広くて直線の長いコースへの舞台替わりは歓迎できる。有力馬に差しタイプが揃ったここは好位からスムーズな競馬が可能となるだけに、久々の激走があってもおかしくない。

 
■小倉2歳ステークス

 

軸はシュウジ。中京芝1400ｍのデビュー戦はスピードの違いで先手を奪うと、そのまま後続を寄せ付けず余裕の勝利。続く中京２歳Ｓでも同様にハナを奪って３馬身差の圧勝。そのスピードは同世代では頭一つ抜けていると言っても良いだろう。マイルの前走からあえて距離を短縮するのも「スピードを生かすには６Ｆの方が合っている」という判断からだ。宮崎県出身で佐賀競馬の騎手でもあった橋口調教師にとって思い入れのある小倉で迎える最後の夏。そのタイミングで現れた縁ある血統の快速馬。区切りとなる小倉重賞10勝目で最後の夏を締め括りたい。

 

 

穴ならジュンゲル。今回と同じ小倉芝1200ｍでデビュー。勝ち時計、上がりタイムともに同日の九州産限定の新馬戦に劣っていたため、数字上の評価は決して高くない。しかし、そのレース内容は本馬のポテンシャルの高さを示すに十分なものだった。道中は流れに乗れず鞍上の浜中騎手が追っ付け通しで先団を追走。にも関わらず直線ではアッサリと先頭に立ち、最後は鞍上が後ろを振り向く余裕すらみせた。一度実戦を経験した上積みは大きく、同じ舞台であれば一気に時計を短縮することも可能だろう。初戦のタイムで人気が上がらないようなら狙い目となる。

 

 

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Posted by ライアン on 9月 5th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: 小倉2歳ステークス, 新潟記念

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