今週の重賞注目馬は・・・
■ユニコーンS
軸はゴールデンバローズ。クラシック2冠のドゥラメンテや4連勝で安田記念を制したモーリスなど、各路線で続々とスターホースを輩出している堀厩舎が誇る砂の新生が本馬。芝のデビュー戦こそ2着に敗れたが、続く未勝利戦では東京ダート1600mで後続を2.6秒も突き放す大楽勝。その後も500万下、ヒヤシンスSを圧勝。ドバイで行われたUAEダービーでは3着に敗れたものの、世界の強豪を相手に健闘してみせた。そのポテンシャルは国内の同世代ではずば抜けており、たとえ遠征帰りで万全の状態ではなかったとしても、よほどのことがなければ3戦すべて圧勝の当舞台で敗れるシーンは想像できない。
穴ならマイネルサクセサー。昨夏の北海道で未勝利→コスモス賞を連勝。その後の飛躍が期待されたが、続く札幌2歳Sで11着と大敗すると完全に歯車が狂い、休養を挟んだ年明けからも重賞戦線で3戦全敗。前走の白百合Sでも14着となり、5戦連続での二桁着順に終わった。しかし、デビュー3戦目でオープン勝ちを収めた潜在能力は簡単には見限れない。芝では底が割れたが、陣営は「以前からダートを試したいと思っていた。ダートの調教では実にいい走りをする」。父ブライアンズタイムに母父ジェイドロバリーという配合からダートは替わりは大歓迎。一変があってもおかしくない。
■函館SS
軸はローブティサージュ。前走の高松宮記念は17着に大敗したが、これは傷みのひどい内めを通らされたことで持ち味のキレを全く発揮出来なかったのが主な敗因。着順をそのまま評価に繋げることは出来ない。前走後はここを目標に北海道に放牧に出され、10日に函館競馬場に移動。輸送が苦手な本馬にとって滞在競馬は状態面で大きなプラスとなる。加えて、札幌、函館の洋芝コースは3戦2勝2着1回とほぼ完璧な成績。他の実績馬に比べれば斤量54kgも有利に映る。状態、適正、斤量の全てが買い材料となる今回は絶好の狙い目。
穴ならレンイングランド。父クロフネ、母父サクラバクシンオーから想像される通りのパワー型のスプリンター。洋芝実績は昨夏の札幌の未勝利戦で3,1着くらいだが、血統の裏付けもあり洋芝適正は間違いなく高い。近走は不振が続くが、それらはいずれも1400mでのものでスプリント戦に限れば3戦2勝2着1回とまだまだ底をみせていない。初の古馬との対戦は相手はこれまで以上に強力だが、最大6kgの斤量差は魅力。クラス再編成後の条件戦では軽量の3歳馬が古馬を抑えこむシーンが続いており、斤量差を活かせばGI馬が相手でも大駆けの可能性はある。
Posted by ライアン on 6月 18th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: ユニコーンステークス, 函館スプリントステークス