【東西金杯】注目馬情報!!
2016年1月5日(火)
■中山金杯
軸はマイネルフロスト。3歳時は毎日杯を勝って日本ダービーで3着。地味なポジションながら世代上位の実力の持ち主で、古馬になってからもAJCC、中山記念で連続4着など堅実な走りをみせている。今春は福島民報杯で久々の勝利を挙げると、続くシンガポール航空国際でも4着に善戦し国際GIでも通用する力を証明した。昨秋はGII3戦で未勝利に終わったが、9,6,4着と着実に上昇気配。もともと使われながら調子を挙げる典型的な叩き良化型で、秋3戦を消化しようやく本調子に近づいていると考えていいだろう。重賞での連対歴は3歳時のものでハンデも手頃。毎日杯以来の重賞制覇は十分に有り得る。
穴ならライズトゥフェイム。明け5歳にして重賞初挑戦となる本馬。実績では他の有力馬に譲るが、こと中山実績に関しては重賞常連組にもヒケと取らないどころか上位に位置付けられる。中山芝コースでは13戦して5勝を含む3着以内9回。掲示板を外したのは休み明けと道悪の2戦のみとなっている。さらに2000mに限れば8戦4勝で着外は前述の道悪時のみ。持ち時計2分00秒1はレコード決着の昨年には劣るが一昨年オーシャンブルーの勝ち時計と同じ。現役屈指の中山巧者といっても過言ではなく、当地ならば重賞メンバーでも五角以上の勝負に期待できる。
■京都金杯
軸はエイシンブルズアイ。3歳夏から歩むスプリント路線ではオープン特別の淀短距離S勝ちこそあれ、重賞2戦では力及ばず。それで見切りをつけた、というほどではないだろうが、ここでマイル重賞に参戦と陣営は目線を変えてきた。とはいえ、もともとはデビュー3戦が全てマイル戦でうち2勝。1800mの毎日杯でも2着があるように距離に融通は利くタイプ。むしろ、近走はスプリントの速い流れでポジションが取れなくなっていただけに距離延長は歓迎材料と言えるだろう。京都開幕初日の馬場も歓迎。一変の可能性は低くない。
穴ならマーティンボロ。一昨年のサマー2000シリーズ王者。同年秋の天皇賞(秋)を最後に長期の休養に入っていたが、昨秋の毎日王冠で約11ヶ月ぶりに実戦に復帰。さすがにブランクが長くシンガリ負けを喫したが、一度使われた効果は大きく、この中間の稽古では徐々に重賞馬らしさが戻ってきた印象だ。いずれも本格化前とはいえ、中日新聞杯ではラキシス、ラブリーデイを、新潟記念ではラストインパクトを負かしている実力馬。力の出せる状態にまで戻ればGIIIのハンデ戦でヒケを取ることはない。
Posted by ライアン on 1月 4th, 2016 :: Filed under 競馬
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