【ダイヤモンドS&京都牝馬S】注目馬情報!!
2月20日(土)
■ダイヤモンドS
軸はタンタアレグリア。ダービー7着と昨年春の段階でも世代上位の力は見せていたが、ひと夏を超えてさらに成長。菊花賞では出入りの激しいなか中団でしっかりと折り合い、最後は長く脚を使って追い上げ0秒3差の4着と好走。確かな能力とステイヤーとしての資質を示した一戦だった。その後は早くからここを目標に調整され、辛口の蛯名騎手が素直に「いいね」と口にするほどの状態。久々でもデキに不安はない。まだ2勝馬で賞金も少ないことからハンデは55kgとかなり恵まれた印象。東京の長丁場は条件的にもベストの舞台と言えるだけに、大目標の春の盾に向けて好スタートを切りたい。
穴ならマドリードカフェ。前走の万葉Sは6番人気と前評判は低かったが、スローペースを好位で折り合い直線で力強くぬけ出すとそのまま後続を振りきってみせた。道中、外から被せられるシーン等もありながら全く掛かるところがなかったのは長丁場への適正の高さを感じさせるもの。一年ほど前に比べて20kgほど馬体も増え今がまさに充実期といった感じで、「3000mを超える距離で本領を発揮しそう」と今後の路線も定まり勢いは十分。トップと5.5kg差のハンデを活かす競馬ができれば2戦連続での波乱演出も不可能ではない。
■京都牝馬S
軸はウキヨノカゼ。13年クイーンCの勝ち馬。クラシックを期待されながら脚部不安で3歳春を全休。秋になっても復帰の目処は立たず、結局、ターフに戻ってきたのは4歳秋。実に1年9ヶ月もの長期休養を余儀なくされた。しかし、復帰直後こそ大敗が続いたものの、路線変更と脚質転換を図ったTVh杯を直線一気で勝利すると、続くキーンランドCでも強烈な決め手を繰り出しクイーンC以来の重賞制覇を果たした。さらに、前走のスプリンターズSではスローの前残りの展開を後方から進めてメンバー最速上がりで3着と完全復活を印象付けた。今回は1Fの距離延長となるが、控える競馬が板についた今なら問題ない。久々でも上位争いは間違いないだろう。
穴ならベルルミエール。2走前のスワンSは直線で前が塞がり万事休す。前走の京阪杯は出負けして最後方からの競馬に。結果、スローの流れて何も出来ずに終戦と近2走は不本意な競馬が続いている。しかし、それ以前を見れば、阪神牝馬Sでクビ差2着、CBC賞0秒2差、北九州記念0秒3差と重賞で小差のレースを続けていた実力馬。スムーズなら巻き返せる下地は揃っている。今回は全4勝中3勝を挙げる1400mで、京都も6戦3勝の得意舞台。休み明けでも乗り込み量は豊富で仕上りは上々。好走条件が揃い、デキも申し分なしとくれば、人気急落で配当妙味も大きく、抑えておいて損のない一頭と言えるだろう。
Posted by ライアン on 2月 19th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: ダイヤモンドステークス, 京都牝馬ステークス