【函館2歳S&中京記念】注目馬情報!!
7月23日(日)
■函館2歳S
軸はナンヨープランタン。函館開幕週の新馬戦を中団からメンバー最速上がりで差し切り勝ち。着差はアタマ差と僅かだったが、レコードが頻発し、前が止まらない馬場での差し切りは見た目以上に高い評価が必要だ。当時の2着カシアスが次走を圧勝し、同3着リンガラポップスも次走勝ち上がりだからレースレベルも高かった。初戦は少頭数とはいえ馬混みを嫌がるような素振りも見られず、多頭数のここでも不安はなし。近親に新潟2歳S3着のクロフォードがいる仕上り早の血統で完成度も今回のメンバーでは上位。スムーズに運べればここもあっさり突き抜けそうだ。
穴ならスズカマンサク。同舞台の新馬戦を逃げて上がり最速で快勝。勝ち時計1分10秒9、上がり35秒1は数字だけをみれば若干の物足りなさも残るが、流れと着差を考えれば、これはまだまだ詰められると見ていいだろう。手綱を取った岩田は、自身が主戦を努めた父ロードカナロアの名を挙げ、「お父さんのいいところが出ている。すごく軽い走り」と同馬のポテンシャルを高く評価すると共に、「まだまだ成長してくれると思う」と将来性にも期待を寄せる。小柄で警戒なスピードが武器だけに、馬場が渋るとどうかだが、希望通りの良馬場なら初戦同様、自慢のスピードで押し切ってもおかしくない。
■中京記念
軸はグランシルク。年明けからの4戦が2,3,3,2着と歯がゆい競馬が続いているが、上がり33秒2で追い込んで脚を余した前走を含め、いずれもスローペースで流れがあまりにも不向きだったのだから仕方ない。勝ち切れない面はあるものの、全20戦中18戦で上がり3位以内と末脚はとにかく堅実。中京コースは未経験だが、左回りも直線の急坂も問題なく、むしろイメージ的には合いそう。過去5年の勝ち馬のうち4頭が上がり最速という決め手重視の舞台。ここは重賞初勝利の絶好機とみていいだろう。
穴ならピークトラム。連覇のフラガラッハを筆頭にリピーターの多い舞台。昨年2着の実績はそれだけも十分な買い要素となる。昨年は谷川岳S1着からの臨戦が今年は同8着から。その結果から年齢的な衰えを指摘する声もあるが、昨年から2kg増の58kgを背負って0秒6差なら決して悲観するような内容でもない。むしろ、近2走は58kgを背負いながらもしっかり好位をキープできており、これは能力的な衰えがない事の証明とも言える。その上で「昨年と比較しても引けを取らないデキ。中京の1600mはベスト」ならば、大駆けの可能性は否定できない。
Posted by ライアン on 7月 22nd, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: 中京記念, 函館2歳ステークス