■7月12日(日) 福島11R 七夕賞
軸はレコンダイト。3走前の準オープンを快勝すると、続く大阪-ハンブルクCで上がり最速のクビ差2着。さらに前走の目黒記念では重賞初挑戦ながらハンデ55kgでヒットザターゲットの2着に好走。オークス馬サンテミリオンの半弟で、成長力に富んだハーツクライ産駒という良血が5歳にしていよいよ本格化の時を迎えた。この中間は早くから七夕賞、サマー2000シリーズを目標に調整され臨戦態勢は万全。小倉で未勝利勝ちを上げており小回りコースは問題なし。好位からでも中団からでも競馬の出来る自在性も福島では大きな武器になる。さらに近3走で手綱を取り一度も連対を外していないM・デムーロが引き続き騎乗する点もプラス。据え置きのハンデ55kgも恵まれた印象で、これだけ好走条件が揃えば軸で狙う他ない。
穴ならメイショウナルト。大敗の続く近走の結果から人気急落の様相だが、昨年の本競争の覇者で「小回りでカーブが4つあって直線の短い舞台は良い」と武田師が言うように舞台適正は抜群。もともと気性にムラのあって成績は安定しないが、気持ちが走る方に向きさえすれば前半1000mを58秒台で逃げて押し切った昨年のような強い競馬も可能だ。また、夏場に良績が集中する典型的な夏馬で叩き気温の上昇とともに調子は上向き。叩き2走目の上積みも見込める今回、状態面はベストに近いと考えていい。あとは「馬がその気になってくれれば…」という陣営の願いが通じれば、昨年の再現があっても驚けない。
■7月12日(日) 中京11R プロキオンS
軸はエアハリファ。デビューからの18戦で掲示板を外したのは僅かに1回と抜群の安定感を誇る本馬。マイル以下に限定すれば5戦3勝2着2回とさらに安定しており、馬券の軸としてこれ以上の信頼感はない。前走の根岸Sを快勝し満を持してGIに挑むはずが、直前に右前の蹄を痛めてこれを回避。GIに手が届きそうな位置にいただけに残念だったが、「幸い回復に手間取らず、ここを目標に早めに入厩して調整してきた」と陣営は仕上がりにも十分手応えを感じている。安定した戦績が示す通り、もともと休み明けを苦にするタイプでもなく、好メンバーの揃ったここでもいきなりから勝ち負けが可能だ。
穴ならキョウエイアシュラ。10番人気という低評価ながら目の覚めるような末脚で突き抜けた前走はインパクト抜群。流れが向いたことは確かだが、2走前の欅Sがレッドアルヴィスに0秒3差の3着なのだから前走も決してフロックではない。東京への輸送がありながらプラス8kgだった前走は体調の良さを示すものであり、昨年もこの時期に調子を上げて秋には南部杯で4着に好走している。昨年のプロキオンSにしても着順こそ10着だが勝ち馬とは0秒4差に善戦。このクラスでも上位争い出来る能力は既に証明されていた。2走連続で好走しているものの、メンバーの強化される今回は引き続き人気皆無が濃厚。2度ある事は3度あると信じ、高配当演出に期待したい。
Posted by ライアン on 7月 10th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: プロキオンステークス, 七夕賞