2月19日（日）

 

■フェブラリーＳ

 

軸はベストウォーリア。15年のマイルＣＳ南部杯以降、勝利から遠ざかっているが、昨年は［0-4-1-1］で唯一の馬券圏外がフェブラリーＳの４着ならまだまだ力の衰えはない。前走の根岸Ｓは勝ったカフジテイクの末脚ばかりが目立つレースではあったが、差し追い込み勢有利の流れを好位から進めて２着。休み明けの叩き台で58kgを背負っての結果だけに、一番強い競馬をしていたのは本馬だと考えていいだろう。今回は２kgあった斤量差がなくなり、当然ひと叩きされた上積みも見込める。左回りで直線の長い東京のダートマイルは間違いなくベスト舞台。飛ばして逃げるタイプもおらず、流れも向きそうなここは中央ＧＩ制覇のチャンス。

 

穴ならインカンテーション。前走の東海Ｓ時は稽古で抜群の動きを披露し、全盛期のデキを取り戻しているように映ったが、結果は12着に大敗。しかし、レースは痛恨の出遅れに始まり、前残りの流れもあってほぼレースに参加出来ていないような内容。結果は度外視していいだろう。大一番に向けてゲート練習を重ね、デキも前走時の好調をキープ。フェブラリーＳは15年２着があり、コース適性も申し分なし。重賞３勝、ＧＩ２着の実績は十分に胸を張れるもので、スタートさえ決まればこのメンバーでも五角以上に戦える力はある。

 

 

■小倉大賞典

 

軸はベルーフ。末脚を生かす競馬がすっかり板についてきた本馬だが、そのぶん流れに左右される面は増し、近４走は全て上がり３Ｆ２位以内も２，４，３，２着といずれも善戦止まり。しかし、今回はハナ主張が見込まれるマルターズアポジーを筆頭に、ダノンメジャー、ロードヴァンドールと強力先行馬が揃う。テン争いの激化は避けられず、後方待機組にとっては大きなチャンス。昨年の同レースは６着ながら0秒2差。同舞台の小倉記念は２年連続２着に好走しており舞台適正はメンバーでも随一。流れ次第ではあっさりもあっていい。

 

穴ならヒストリカル。昨秋は毎日王冠で一線級相手に３着。前走のチャレンジＣは出遅れが響き６着に敗れたが、上がり３Ｆはメンバー最速をマーク。８歳秋にＧＩを２勝したカンパニーの半弟らしく、明け８歳となった本馬もまだまだ年齢の衰えは感じられない。前走後はここを目標に調整され、音無師が「本番が楽しみ」というデキ。徹底先行型が揃いハイペース濃厚なここは展開も味方しそうなだけに、持ち前の末脚で波乱演出があってもおかしくない。

 

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Posted by ライアン on 2月 18th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: フェブラリーステークス, 小倉大賞典

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