【中山牝馬S&フィリーズR】注目馬情報!!
3月12日(日)
■中山牝馬S
軸はパールコード。昨秋は、秋華賞が0秒1差2着、エリザベス女王杯は0秒3差4着と牝馬GI戦線で続けて上位争い。紫苑Sは5着に敗れているが、これは3~4コーナー、直線と度重なる不利があった上でのもの。むしろそれだけの不利がありながら掲示板確保は地力の証明とも言えそうだ。前走後は放牧を挟んでここを目標に順調な調整。大型で本質的には叩き良化型だが、帰厩後はしっかり乗り込まれており「510kgを切るくらいで出られそう」ならば力は出せる状態と判断していいだろう。牝馬同士なら地力上位は明らかなだけに、ハンデ55kg止まりならここで重賞初勝利を飾る可能性は十分にある。
穴ならクインズミラーグロ。昨秋は、ノベンバーS、ウェルカムSともに直線で詰まるなどスムーズさを欠く内容で掲示板にも乗れなかったが、2走前のカウントダウンSを好位から押し切ってオープン入りを果たすと、前走の愛知杯では0秒4差の3着に粘走。渋った馬場に脚を取られながらも崩れずに結果を残した。その前走後はここを目標に調整され、デキに関しては「とにかく順調」と陣営も太鼓判。ベテラン蛯名騎手が普段は滅多に乗ることのない52kgで騎乗するのは勝機が見えているからこそ。得意舞台での大駆けに期待したい。
■フィリーズレビュー
軸はレーヌミノル。昨夏の小倉2歳Sを6馬身差で圧勝した実力馬。マイルに距離を延ばした近2走は阪神JF3着、クイーンC4着と悔しいレースが続いているが、いずれも勝ち馬とは0秒5差。その勝ち馬はソウルスターリングにアドマイヤミヤビといった牝馬クラシックの有力候補なのだから、能力の一端は示したと言える。特に前走のクイーンCは自らペースを作って上がり34秒台の走破時計1分33秒7なら高い評価が必要だろう。1Fの距離短縮、阪神内回りへの舞台替わりはともに大歓迎。これまで戦ってきた相手を考えても、ここは負けられない。
穴ならタガノカトレア。ダートでデビュー2連勝。初戦は脚抜きの良い前残り馬場を後方から上がり最速で差し切り勝ち。前走は好位から直線であっさり抜け出し、またも上がり最速をマークしての快勝。父エンパイアメーカーで半兄に交流重賞勝ちのタガノジンガロと血統背景は完全にダート馬のそれだが、420kg前後の小柄な馬体に手先の軽いフットワークは芝でも十分に可能性を感じさせるもの。阪神芝1400mはダート適正馬が多く活躍する舞台でもあり、初芝が嫌われるような妙味は大きい。
Posted by ライアン on 3月 11th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: フィリーズレビュー, 中山牝馬ステークス