【NZT&阪神牝馬S】注目馬情報!!
4月9日(土)
■ニュージーランドT
軸はアストラエンブレム。単勝1.3倍の圧倒的支持を集めた前走のフローラルウォーク賞をあっさりと逃げ切り勝ち。上がり3Fがメンバー3位をマークしているように、戦術的な逃げというよりもスピードの違いでハナに立ち押し切ったという印象。自己条件では能力が抜けていたとみて良さそうだ。これまで重賞では結果は出ていないが、サウジアラビアRCがタイム差なし、シンザン記念が0秒1差とタイトル奪取は目前。今回、中山コースは初となるが、前走で逃げ差し自在の脚質をみせており、機動力が問われる当地も問題なし。今回のメンバーならあっさりまであっていい。
穴ならショウナンライズ。前走のファルコンSは極悪の不良馬場になった上、前後半のラップ差が6秒以上という異質な流れ。勝ち馬の強さは認めても、敗れた馬の評価を落とす要因には成り得ないレースだった。その能力の一端をしめしたのがくるみ賞。スタート直後から好位に取り付け。直線では逃げるルグランフリソンをノーステッキであっさりとかわし、最後は2馬身差をつける大楽勝。切れる脚はないものの、長く良い脚を使うタイプで、先行有利の中山マイルは持ち味が生かせる絶好の舞台。巻き返しの可能性は十分ある。
■阪神牝馬ステークス
軸はミッキークイーン。昨年は桜花賞こそ賞金不足で除外の憂き目にあったが、オークスと秋華賞で牝馬2冠を達成。初の古馬牡馬相手となった前走のジャパンCは8着に敗れたが、勝負どころで窮屈な形になり何度もバランスを崩す不利がありながら勝ち馬と0秒3差なら悲観する必要はない。本来はもう少し距離があった方がいいが、未勝利勝ちが当地であるように直線の長い阪神外回りなら対応は可能。休み明けの叩き台仕様で斤量56kgは決して楽な条件ではないが、能力そのものは抜けており、牝馬同士ならヴィクトリアマイルに向けて格好を付けてくれるはずだ。
穴ならココロノアイ。ダービー卿CTを除外され一週スライドしての出走となるが、休み明けで余分に乗り込めたことを考えればマイナス材料にはならない。三冠はいずれも振るわなかったが、異常なスローペースとなった桜花賞は度外視していいもので、オクスは明らかなデキ落ち。秋華賞に至っては骨折明けでぶっつけの参戦では大敗も仕方ない。重賞2勝、GI3着の実績が示す通り、世代上位の能力は間違いない。「同じ休み明けでも秋華賞時とは違う」という状態であれば、重賞勝ちの舞台で劇的な復活があってもおかしくない。
Posted by ライアン on 4月 8th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: ニュージーランドトロフィー, 阪神牝馬ステークス