【武蔵野S&デイリー杯2歳S】注目馬情報!!
11月14日(土)
■武蔵野ステークス
軸はノンコノユメ。強烈な決め手を武器に春はユニコーンS、ジャパンダートダービーを連勝。いずれもタを他を寄せ付けない圧勝と言える内容だった。特に東京コースの適正は高く、青竜Sでは時計のかかるパサパサの良馬場にも関わらず上がり34秒7の異次元の末脚を披露。決め手だけなら同世代はおろか現役トップクラスといっても過言ではない。秋初戦のここに向け1ヶ月以上前に帰厩してじっくりと挑戦。休み明けでも仕上がりに余念はない。先に見据える大一番で絶対王者に世代交代の引導を渡すためにも、ここは負けられない一戦となる。
穴ならグレープブランデー。一昨年にフェブラリーSを勝って以降、故障などもあり不本意な成績が続いていたが、前向きさを取り戻すために短めの距離を使ったことで徐々に行きっぷりがよくなり、前走のエルムSでは久々に連対。かつてのGI馬が復調気配を漂わせている。間隔を空けリフレッシュな状態で使った方が良いタイプで、前走から約2ヶ月半ぶりのローテーションは絶好。7歳でも年齢による肉体的な衰えは感じさせず、もう一華咲かせるためにも、ここで前走以上の結果を期待したい。
■デイリー杯2歳S
軸はシュウジ。「加速が凄い。あんな加速は久しぶり。ロードカナロア以来やね」。一週前追い切りで手綱を取った岩田騎手はそう言ってコンビ2戦目となるパートナーの走りを絶賛した。数々の名馬の背中を知る名手がGI6勝の史上最強スプリンターの名を挙げただけでもその潜在能力の高さがわかるというもの。ここまでの3戦は全て違う距離で勝利しており、レースセンスも抜群。タフな中京のマイル戦を克服していることから距離も問題なし。スタートで立ち遅れた前走にしても、結果的に差す競馬を実戦できたことは大きなプラス。「1600mでは負けてられへん」。岩田騎手の自信を素直に信頼する。
穴ならメイプルキング。単勝10番人気と評価の低かった前走のデビュー戦だが、レースではスタートで後手を踏んだ上にスローで流れるという厳しい展開を、メンバー最速となる上がり34秒1の末脚で3馬身半差の圧勝。フロックでは片付けられない見どころ十分の勝ちっぷりだった。前評判は低かったが、祖母に南関の名牝ロジータを持ち、母の半兄カネツフルーヴは交流GI勝ち馬で、父キングカメハメハ、母父サンデーサイレンスという血統は文句なしの良血と言っていい。4年目の若手、長岡騎手にとってもこれは大きなチャンス。人馬揃っての重賞初制覇に期待したい。
Posted by ライアン on 11月 13th, 2015 :: Filed under 競馬
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