【オーシャンS&チューリップ賞】注目馬情報!!
3月3日(土)
■オーシャンS
軸はナックビーナス。昨年の2着馬で、このコースは[2-3-0-0]と抜群の適正を誇る。重賞タイトルにこそ手が届いていないが、これまでに3歳戦を含めオープン特別を4勝と実績は十分。当地の持ち時計1分08秒0は、近5年の当レースと比べると2番目に速い時計となり、数字の裏付けも問題ない。昨秋から使い詰めで仕上がりがポイントになりそうだが「特に疲れもなく順調」と陣営はデキに自信。展開が読みにくいメンバー構成だけに逃げ差し自在の脚質も大きな武器。横山典の手綱に戻るここは巻き返せる。
穴ならラインミーティア。近2走は13,18着と振るわないが、2走前のGIはスタートで躓き流れに乗れず。スプリントGIでは致命的とも言えるスタート時の躓きだけに、これは参考外。前走もスタートで後手を引いた上、当時の柔らかい京都の馬場も合わなかった印象で、これも大きな減点材料にはなりえない。3走前はセントウルSで0秒2差、4走前はアイビスSD勝ちと重賞級のスピードと瞬発力を疑う余地はない。典型的な叩き良化型で上積みは大。一発がある。
■チューリップ賞
軸はラッキーライラックで仕方ない。デビューから無傷の3連勝で世代の頂点に立ったオルフェーヴル産駒の才女。3戦ともに2番人気に甘んじているものの、レースでは他馬を寄せ付けない完璧な走りで連戦連勝と、死角らしい死角は見当たらない。ずば抜けた能力は鮮やかな栗毛は父譲りだが、父のような気性の激しさや破天荒さはなく、「最後まで安心して見ていられる」という優等生。この中間の放牧期間を経て馬体はさらにパワーアップ。トライアルといえども、結果が求められる。
穴ならサラキア。実績馬が揃うトライアルで1戦1勝のキャリアは不安材料になるが、それを補って余りある伸びしろを感じさせる本馬。デビュー戦は、出遅れた上に時計のかかる馬場で、勝ち時計は平凡の域を出ないが、体一つ以上突き放した2着馬は次走で3馬身半差の圧勝。時計では計れないレースレベルの高さがあったと考えていいだろう。「走る馬。もう一段階、上があると思う」と池添騎手。2歳女王に真っ向勝負を挑み、クラシックのニューヒロインに名乗りを挙げる。
Posted by ライアン on 3月 2nd, 2018 :: Filed under 競馬
Tags :: オーシャンステークス, チューリップ賞