9月18日（日）

 

 

■セントライト記念

 

 

軸はディーマジェスティ。８番人気という低評価で挑んだ皐月賞で３強を完封してクラシック初戦を制覇。続くダービーでは流れが向かなかったこともあり３着に敗れたが、皐月賞馬の称号に相応しい世代トップクラスの能力は十分に示したと言える内容だった。通算成績はここまで［3-2-1-0］と抜群の安定感を誇り、中山コースは当然ながら問題なし。何より、ひと夏を越しての成長が著しい。帰厩後も順調に稽古をこなす中で、今月初旬には南Ｗを馬なりで6F64秒7-3F36秒8-1F12秒6をマークとさらなる進化を遂げている。これといったライバルもいないここは、普通に回ってくれば自ずと結果はついてくると考えて良さそうだ。

 

 

穴ならステイパーシスト。500万下を勝ったばかりでの重賞挑戦は簡単ではないが未知の魅力は十分。0秒1差２着だった３走前の勝ち馬は次走でプリンシパルＳを勝つアジュールローズ。これだけでも能力の裏付けと言えるだろう。２走前のひめさゆり賞は大敗したが、これは輸送で大幅に馬体を減らし全く能力が発揮出来なかっただけ。その証拠に、しっかり立て直された前走は古馬相手に出遅れながら上がり最速で体一つ半抜け出す完勝だった。その前走でさえ状態面は「まだ物足りない」というもの。伸びしろ、上積みは大きく、中山得意のステイゴールド産駒という点からも、波乱演出があってもおかしくない。

 

 

 
■ローズステークス

 

 

軸はシンハライト。完全に２強ムードの様相だが、やはり順調さで上を行くシンハライトに分があると考えていいだろう。春は無傷の３連勝で挑んだ桜花賞でジュエラーのハナ差２着。しかし、その最大のライバルが故障で戦線を離脱したオークスでは強烈な末脚を最大限に発揮し見事世代の頂点に輝いた。対ジュエラーは１勝１敗で、いずれもクビの上げ下げによるハナ差の接戦と実力は互角だが、今回、ライバルは骨折からの復帰戦。軽度の故障だったとはいえ影響が皆無とは考えにくく、少なからず不安は存在する。その点、オークス馬は無事に夏も越し調整は順調そのもの。決め手の生きる舞台でもあり、休み明けでも崩れることは考えにくい。

 

 

穴ならラベンダーヴァレイ。全兄に重賞勝ち馬が揃う良血が開花の兆しを見せつつある。自己条件に戻った初戦は１番人気で９着と勝ちあぐねたが、前走の小倉では自身初の1200ｍに上手く対応して２勝目をマーク。始めから秋のＧＩ路線を見据えていたのであれば、前走で6F戦を使ったことは通常では考え難いローテーションだが、もともと折り合いに苦労するタイプではないだけに特に問題はないだろう。春はチューリップ賞で３着に入り桜花賞も６着と実力は十分。血統的に1800ｍは十分に守備範囲と思えるだけに、春に続きトライアルで権利獲得の可能性はある。

 

 

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Posted by ライアン on 9月 17th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: セントライト記念, ローズステークス

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