【京成杯AH&セントウルS】注目馬情報!!
9月10日(日)
■京成杯AH
軸はダノンプラチナ。出走馬で唯一のGI馬の底力に期待。脚元の問題からなかなか順調に使い込めずにいるが、近4走が4,3,3,5着で負けても0秒5差以内と、実戦になれば大崩れなく安定して持ち前の末脚を発揮している。前走の関屋記念は、蛯名騎手が「直線は突き抜けるかと思った」と言う手応えだったが、結果はラスト100mで止まって5着。しかし、最後に脚があがったのは約9ヶ月の休み明けが響いてのものなのは明白。それで0秒3差はむしろ地力の証明と言っても過言ではないだろう。その後は順調な調整過程で、今回は叩き2戦目の上積みが見込める。中山コースも問題なく、引っ張る馬がおり流れも向きそう。もう一度、大舞台へ。ここを復権の足がかりとしたい。
穴ならガリバルディ。昨年の中京記念を勝って以降は、勝ち星はおろか連対圏の走りも出来ていないが、もともと展開に左右されやすい脚質ゆえに不安定な成績は仕方のないところもある。勝ち負けには届いていないが、昨秋のマイルCSは上がり最速で0秒4差7着とGI級の末脚を証明済。中山マイルは前走のダービー卿CTで9着に大敗しているが、この時は超のつくスローペースで「全く展開が噛み合わなかった」のが敗因なのだから度外視できる。今回は休み明けながら中間の稽古では抜群の動きを見せており臨戦態勢は万全。マルターズアポジーが作る流れならば出番はある。
■セントウルS
軸はフィドゥーシア。同レースは過去5年のうち3回が逃げ切り勝ち。開幕週の高速馬場で内回りのスプリント戦となれば前有利の傾向が顕著なのも当然か。前走のアイビスSDはゴール前でラインミーティアに差されて2着に敗れたが、ハイペースでレースを引っ張って走破時計54秒2ならば内容は文句なし。勝ち負けは千直適性の差だけとみていいだろう。1200mの競馬は今年2戦2勝で、今回は強力な同型もおらずマイペースでの単騎逃げが可能。母ビリーヴは02年の勝ち馬で、その勢いで続くGIまで制した。同馬もここにきてスプリンターの血が完全に開花してきた印象で、自分のペースで行ければあっさり押し切っても不思議ではない。
穴ならアルティマブラッド。重賞の近2走が13,6着と振るわないが、3走前の春雷Sは今回上位人気が確実なフィドゥーシアと同斤量でタイム差なし。上がり3Fでは勝ち馬を上回った。前走も6着とはいえ、勝ったダイアナヘイローとは僅かに0秒3差。前半3Fが32秒8のハイペースを3番手から運んで、しまいは34秒7。自身1分0秒8の走破時計はもっと評価されていいはずだ。中山芝1200mを[2-1-1-0]と得意にしているように、右回りで直線に急坂のあるコースは理想的な舞台。母アルティマトゥーレが初めて重賞を勝ったのが5歳で迎えた同レースだけに、母の蹄跡をなぞる大駆けに期待したい。
Posted by ライアン on 9月 9th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: セントウルステークス, 京成杯オータムハンデ