9月9日（日）

 

■京成杯ＡＨ

 

軸はヒーズインラブ。エアレーション作業もあり、近年の秋の中山は開幕から差しの利く馬場となることが多い。今年も例年通りの馬場調整。ここは決め手のあるタイプから選ぶのが得策か。ヒーズインラブは今春のダービー卿ＣＴを含め、中山芝マイルで［3-1-1-1］、５着以下はなしという舞台巧者。ハンデは前記ダービー卿よりも1.5kg増となるが、520kg超の大型馬で、陣営も「ハンデには敏感にならなくていい」と意に介さない。古馬牡馬が出走できる中山マイルの重賞はダービー卿とこれのみ。休み明けでも叩き台の様相はなく、いきなりから結果に期待できる。

 

穴ならヤングマンパワー。16年の富士Ｓ以降、勝ち星から見放され、すっかり評価を落としている同馬だが、前走の関屋記念は直線でしぶとく脚を伸ばして見せ場十分の４着に好走。まだまだ能力に衰えがないことを見せつけた。中山マイルも新馬勝ちの他、15年同レース３着などがあり適正は十分。近走成績からすると57kgのハンデはやや見込まれた印象もあるが、馬格のあるタイプで、かつ背負い慣れた斤量でもあり、大きな減点材料にはならない。重賞３勝の実績はここに入れば一枚上。この相手なら劇的な復活走があってもおかしくない。

 

 

■セントウルＳ

軸はラブカンプー。９月開催の阪神は、洋芝によるオーバーシードのない野芝だけの馬場。当然、開幕週ともなれば高速馬場は避けられず、前残り傾向の強い高速決着が例年の傾向となっている。ラブカンプーは、２走前のアイビスＳＤが54秒0で２着、前走の北九州記念が1分6秒9の３着と、いずれもハイラップを前々から果敢に攻めて好時計で走破。敗れはしたものの、古馬相手の走力は既に証明済み。時計の裏付けから高速決着は望むところで、別定にかわるここも自身52kgで最大４kg差と斤量面のアドバンテージも大。馬場と斤量と展開を味方に押し切りを狙う。

 

穴ならアンヴァル。前走の北九州記念は10着に大敗。しかし、スタート直後に挟まれて後ろからの競馬になると、直線でも行き場を失くして抜け出せず仕舞い。全く力を発揮できずに終わった印象で、これは評価を落とす要因にはなりえない。２歳時には未勝利からオープン特別まで一気の３連勝を飾り、桜花賞トライアルのフィリーズレビューでは0秒1差の４着に好走している実力馬。「その頃に比べて力をつけている」のならば、古馬相手の重賞でも軽視は禁物だ。

 

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Posted by ライアン on 9月 8th, 2018 :: Filed under 競馬
Tags :: セントウルステークス, 京成杯AH, 京成杯オータムハンデ

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