【ステイヤーズS&金鯱賞】注目馬情報!!
12月5日(土)
■ステイヤーズS
軸はファタモルガーナ。ステイヤーズSで2年連続2着という生粋のステイヤー。今年はダイヤモンドSでも2着に好走しているが、当時の勝ち馬が後に春の天皇賞でゴールドシップに肉薄するフェイムゲームなのだからその価値は高い。その後は目黒記念で1番人気3着。勝ち切れないものの、長距離戦における安定感は抜群だ。秋シーズンの最大目標をステイヤーズSに定めながら休養期間が長くなりぶっつけでの参戦になるのは減点材料だが、前記フェイムゲームなど強力なライバルは不在。年齢的にも重賞制覇のチャンスはそう多くないだけに、過去2年の雪辱に期待したい。
穴ならヴァーゲンザイル。近走は好結果が出ていないが、これはコースや距離、馬場などがいずれも本馬の好走条件には合わないものばかりだったゆえ。前走のAR共和国杯にしても、苦手な道悪だった上に一か八かの内を突く策が結果的に上手くいかなかっただけで、着順ほどの力差があるわけではない。ベストは晴天の良馬場で行われる中山の長距離戦。加えて言うならば寒い時期に好走歴が集中している冬馬でもある。3600mの距離は未知数だが、3走前の函館記念後に田辺が「追走に苦労した」と話しており、ゆったり走れる距離は大歓迎。天候、馬場状態に条件は付くが、条件さえ満たせば好走確立は低くない。
■金鯱賞
軸はディサイファ。札幌記念、毎日王冠とハイレベルなメンバーを相手に2着に好走し、この秋の飛躍が大いに期待されたが、満を持して挑んだ天皇賞(秋)は8着に敗れた。しかし、それでも陣営の自信に陰りは見えない。「前走は内でゴチャつき勝負どころで行き場を失くす勿体ない競馬」と力負けではないことを強調する。その前の2戦の内容からしてもGIIなら力上位は明らか。3月に中日新聞杯を制した舞台でコース適正も問題なく、最近はスローの瞬発力勝負にも対応出来るようになってきており、展開に左右されにくい面も魅力。ここは前走の鬱憤を晴らしたいところだ。
穴ならマイネルフロスト。この秋はオールカマー9着、AR共和国杯6着と結果が出ていないが、もともとが典型的な叩き良化型で、陣営もオールカマーの前から「使いつつ良くなっていけば…」と本音を漏らしていた。そういった意味では前走の6着は、初距離でもあり十分な内容。主戦の松岡騎手も「次こそは」と確かな復調気配を感じていた。そもそもが日本ダービー3着、シンガポール航空国際4着の実力馬。中京は初めてになるが、力のいる馬場も左回りも問題はなく、距離はベストの2000mに短縮。上位争いに加わる可能性は十分ある。
Posted by ライアン on 12月 4th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: ステイヤーズステークス, 金鯱賞