【キーンランドC&新潟2歳S】注目馬情報!!
8月30日(日)
■キーンランドC
軸はティーハーフ。目下3連勝中と勢い十分の同馬だが、中でも圧巻だったのは前走の函館SS。重い洋芝に加え直線が短く追い込みが効きにくい函館で最後方からの直線一気の差し切り勝ち。それだけでも十分に評価できるが、差の付きにくいスプリント戦で2着馬に2馬身半差というのも力の違いを見せつける結果だったと言えるだろう。「春からサマーシリーズを目標にやってきた」というだけあり、やや間隔の空いた今回もデキは最高潮。函館に比べれば追い込みが効きやすくなる札幌への舞台替わりも歓迎。4連勝で重賞連勝を決め、夏のスプリント王のタイトルに王手をかける。
穴ならウキヨノカゼ。デビュー2戦目にフェアリーSで2着に入ると、続くクイーンCで重賞初制覇を果たし牝馬クラシックでの活躍が期待されたが、その後は脚部不安と骨折により長期休養を余儀なくされる。昨秋に約1年9ヶ月ぶりにターフに戻ったが、さすがにブランクの影響は大きくしばらくは不本意な成績が続く。しかし、放牧を挟んで挑んだ前走は距離短縮と洋芝が奏功し10番人気の低評価を覆す1着。重賞ウィナーが見事な復活を遂げた。洋芝適正の高さは母父フサイチコンコルドの持つノーザンダンサーの血の成せる業か。心身の復活とともに適鞍を見つけた今なら重賞でも十分勝負になる。
■新潟2歳S
軸はロードクエスト。今なおハープスターの異次元の末脚が思い起こされる新潟2歳S。新潟の外回りコースとあって勝負を分けるのは瞬発力と考えていいだろう。本馬のデビュー戦は東京のマイル戦。期待馬の揃った一戦だったが、これを4角10番手からメンバー断トツの上がり33秒2の末脚であっさりと差し切ってみせた。父マツリダゴッホのイメージとは程遠いが、その父サンデーサレインスの血とみれば納得のキレ味。直線がさらに長く平坦になる新潟ではさらに決め手は増すと考えられ、ここもあっさりと突き抜ける可能性は高い。
穴ならプリンシパルスター。今夏の2歳戦で猛威を振るっているダイワメジャー産駒。母系も優秀で、母は2000年のオークス馬シルクプリマドンナ、全兄フラムドグロワールは朝日杯FS4着、NHKマイルC3着と世代のGIで好走した実力馬。血統の裏付けはメンバーでも上位と言える。デビュー戦は2番人気ながら道中6番手追走から直線で鋭く抜け出す王道の競馬で快勝。落ち着いたレース運びから1Fの距離延長も問題ないと思われる。抜群のレースセンスを武器に夏の新潟2歳王者称号を手にする。
Posted by ライアン on 8月 28th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: キーンランドカップ, 新潟2歳ステークス