【新潟2歳S&キーンランドC】注目馬情報!!
8月27日(日)
■新潟2歳S
軸はムスコローソ。東京芝7Fのデビュー戦は、スタートこそ今ひとつだったものの、二の脚の速さで好位に取りついて流れに乗ると、直線は内めに進路を取りラスト2F過ぎで先頭へ。そこから一気に後続を突き放すと、最後は5馬身差の大楽勝で初陣を飾った。上がり3F34秒1は、いかにもパワー型に映る見た目以上のキレ味。母系は名牝ダイナカールへと続く名家の血筋で、仕上がりの速いヘニーヒューズ産駒と血統背景は申し分ない。初戦で手綱を取った戸崎騎手も「走りますよ」と太鼓判。当時の2,3着がともに次走であっさり勝ち上がっており、レースレベルも確かだった。一度使われた上積みも大きく、ここもまともなら勝ち負けだろう。
穴ならテンクウ。東京芝マイルで初戦勝ち。前半3Fが38秒0というスローの流れだったとはいえ、2番手から進めて上がり3F33秒7は上々。当時の2着馬は次走の未勝利を圧勝し、続くオープンのダリア賞でも3着なのだから、初戦は時計以上に高い評価が必要だろう。各馬、距離やコースの経験は様々ながら、メンバーで唯一33秒台の上がりをマークしているのが、決め手重視の舞台では心強い。中間の稽古では1000万下クラスの年長馬を全く相手にしない動きをみせるなど仕上がりも万全。昨年3着だった半兄イブキ以上の成績にも期待ができる。
■キーンランドC
軸はソルヴェイグ。例年になく混戦の様相を呈しているが、ここは函館SS勝ちの他、スプリンターズS3着、ヴィクトリアマイル5着の実績を素直に信頼したい。昨年の本競争は4着に敗れているが、スタートで後手を引いた上に勝負どころで馬場の悪いところを走らされたのが響いた印象で、むしろそれで0秒3差なら評価が上がることはあっても下がる事はない。今回は約3ヶ月の休み明けとなるが、早めの函館入厩から順調に調整を重ねており既に臨戦態勢は整っている。秋のGIに向けて賞金を加算しなくてはいけない立場。休み明けでも勝負駆けの一戦と見てよさそうだ。
穴ならナックビーナス。GI初挑戦だった前走の高松宮記念は直線で伸びを欠いて8着に敗れたが、落鉄の影響もあったものと考えれば決して悲観するような結果ではない。昨秋から年明けにかけてオープン特別を1,2,1着。2走前のオーシャンSは前半3F33秒台のハイペースで好位で運んで0秒1差の2着。重賞通用の力は証明済みだ。前走後は早くからここに照準を合わせて調整。昨年は0秒3差の5着だったが、「昨年よりも硬さがなく、走りは素軽い」と陣営はデキの良さをアピール。展開次第では一発があってもおかしくない。
Posted by ライアン on 8月 26th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: キーンランドカップ, 新潟2歳ステークス