9月22日（日）

 

■オールカマー

 

軸はウインブライト。デビュー当初から松岡騎手が「この馬でＧＩを」と期待を寄せていた素質馬。３，４歳時は重賞３勝を挙げながらＧＩでは厚い壁に跳ね返されてきたが、５歳になった今年は年明けから３戦負けなし。得意の中山で金杯、中山記念を連勝すると、初の海外遠征となった前走クイーンエリザベス２世Ｃで待望のＧＩ初制覇を飾った。その後は放牧でじっくりと英気を養い秋に備え、ここで万全を期しての始動戦。同世代のダービー馬を蹴散らし、国内ＧＩ制覇へ弾みをつけたい。

穴ならゴーフォザサミット。昨春の青葉賞以後、勝ち星からは遠ざかっているものの、日本ダービーが0秒4差で、日経賞や目黒記念といった長距離ＧIIでもきっちり掲示板を確保しているのだから力があるのは間違いない。前走札幌記念10着は「牧場から帰厩後の期間が短く、調整からスムーズさを欠いた」のならば度外視が可能だ。美浦に戻ってからは順調で「本来の状態に戻りつつある」と、ここにきて復調気配が顕著。この舞台は合っており、流れ次第では一発が狙える。

 

 

■神戸新聞杯

 

軸はサートゥルナーリア。断然の支持を集めた日本ダービーで４着に敗れたことで、本馬に対する評価を落とす声も聞こえるが、皐月賞までの４戦のパフォーマンスを見る限り、ズバ抜けた素質の持ち主であることは確かで、たかが１度の敗戦で見限るのは早計だ。そもそも、前走はスタートで立ち遅れ、それをカバーするべく道中で脚を使い、仕掛けも早めから外々を回すかなり厳しい展開。それでいて４着はむしろ地力の高さを改めて示したとも言える。決してベストとは言えない距離だが対応は可能。あらためてポテンシャルの違いを見せつける。

 

穴ならシフルマン。春は若葉Ｓで３着に敗れ、クラシックの舞台に駒を進める事は出来なかったが、その後に自己条件で２連勝。特に古馬との初対戦になった前走は、完全に勝ちパターンに持ち込んだ逃げ馬に唯一迫りゴール前できっちり差し切る好内容。３着馬には４馬身差を付けており、その内容は高く評価できる。もともと若葉Ｓにしてもスローペースで折り合いを欠いて自滅しただけで、ヴェロックス、ワールドプレミアとも勝負付けが済んでいるとは言えない。菊花賞に向け勢いならメンバー随一。軽視は禁物だ。

 

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Posted by ライアン on 9月 21st, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: オールカマー, 神戸新聞杯

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