【オーシャンS&チューリップ賞】注目馬情報!!
3月5日(土)
■オーシャンS
軸はアルビアーノ。デビュー3連勝でフラワーC制覇、続くNHKマイルCは番手から2着と、昨春は前掛かりの競馬で結果を残していたが、昨秋のスワンSでは控える競馬を実践し、中団から33秒台の末脚を発揮して古馬を一蹴。続くマイルCSでは敗れはしたものの3歳牝馬としては十分過ぎる0秒3差5着という結果を残した。短距離路線の頂点を狙う今年は新たなパートナーとしてルメール騎手を確保。結果を出している柴山騎手からの乗り替わりは非情とも言える采配だが、それだけ陣営の今年に賭ける意気込みの強さを示すものでもあり、始動戦で躓くわけにはいかない。
穴ならスギノエンデバー。脚質的に成績にムラはあるが、陣営が「流れが向くかどうかでしょう」というように、流れさえ向けば重賞でも上位争いに加わる力は秘めている。明け8歳でも元気いっぱいで、今年初戦のカーバンクルSは直線で前が壁になって捌き切れない不利がありながら勝ち馬と0秒4差。昨秋のスプリンターズSもスプリントGIとは思えない超スローペースを後方から進めて0秒5差。年齢的な衰えはまだない。ハクサンムーンを筆頭に行きたいタイプが揃ったここは流れが向く可能性が高く、大駆けのチャンスと言えそうだ。
■チューリップ賞
軸はウインファビラス。新潟2歳が12番人気2着、阪神JFは10番人気2着。キレる脚がなく、レースぶりが地味なためか評価はいまいち上がってこないが、それぞれの勝ち馬がロードクエスト、メジャーエンブレムという牡牝クラシックの有力候補であることを考えれば、世代トップクラスの地力を備えていることは疑いようがない。5着に敗れたアルテミスSにしても、間隔があいて想定以上に馬体が増えてしまっていたことが敗因。阪神への輸送も経験済みで、コース実績も十分。GI2着馬を侮っていると痛い目に合いそうだ。
穴ならラヴェンダーバレイ。全兄にカミノタサハラら重賞好走馬が多く揃う良血。初戦はスローペースを好位から進め最後は2着馬を振り切って先頭ゴール。続く2戦目の赤松賞は5着に敗れたが、これはマイナス16kgと馬体が減りすぎて能力発揮に至らなかったことが主な敗因。その後は放牧を挟んで今回のトライアルで復帰。例年なら1勝馬は除外の可能性もあったが、それを承知で無理せず立て直しことで馬体は着実に良化。陣営も「素質は秘めているし、重賞でも」と期待を隠さない。当日の馬体重には注意が必要だが、馬体さえ戻っていれば重賞でも十分勝ち負けになる。
Posted by ライアン on 3月 4th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: オーシャンS, チューリップ賞