11月13日（日）

 

■エリザベス女王杯

軸はミッキークイーン。昨年の秋華賞以来、勝ち星からは遠ざかっているものの、３歳牝馬の立場で挑んだＪＣが0秒3差。ともに２着に敗れた今年の２戦は適距離とは言えないマイル戦だけに酌量の余地は十分に残されている。これまで通算で10戦９連対と抜群の安定感を誇り、昨秋のローズＳで上がり最速をマークしているように休み明けでもしっかり自分の競馬が出来るタイプ。この中間はねんざのアクシデントもあり、ぶっつけでのＧＩ参戦となったが、それでもポテンシャルの高さからすれば、ここは最上位評価が妥当だろう。

 

穴ならアスカビレン。昨年の秋華賞で0秒3差７着と健闘し、その後の活躍が期待されたものの、自己条件に戻ってからは古馬の壁に跳ね返され思うような成績を挙げられていなかった。だが、降級となった６月の三木特別を快勝すると、続く博多Ｓも制してオープン入り。前走の府中牝馬Ｓでは７番人気という低評価ながら上がり、３Ｆ２位タイの決め手を見せて0秒4差の４着に好走。「ここにきて成長をすごく感じる」と重賞通用の地力をつけてきた。ひと叩きされた上積みも大きく、順調さでは実績馬を上回るだけに大駆けの可能性も十分にありそうだ。

 

 

■福島記念

 

軸はゼーヴィント。クラシックには無縁だったが、ハイレベルな３歳世代の中でもトップクラスの実力を秘める本馬。プリンシパルＳでは出遅れながら上がり最速で３着に好走し、ラジオNIKKEI賞は１番人気に応える快勝。秋初戦のセントライト記念では皐月賞馬ディーマジェスティを最後まで苦しめにクビ差２着と好走した。これまで右回りでは一度も連対を外した事はなく、小回りコースも得意。３歳馬でハンデも54kgと手頃。好位差しが理想なだけにマイネルハニーが引っ張る流れも歓迎。唯一、戸崎が乗れないのはマイナスだが、乗り替わりがシュタルケならば問題はない。

 

穴ならマーティンボロ。開幕２週目の福島なら先行有利が定石だが、マイネルハニーにマルターズアポジーという徹底先行型が揃い、この後ろにヤマニンボワラクテという隊列なら、流れが緩む事は考えにくい。先行して押し切ることは難しく、かといって後方一気が決まるようなコースでもない。狙いは好位から中団で上手く立ち回れ、且つ最低限の決め手のあるタイプだ。そこで浮上するのが本馬。福島に実績はないが、サマー2000シリーズチャンピオンの称号が示すようにローカルコースは得意中の得意で、末脚もそれなり。復調気配も顕著で一発があってもいい。

 

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Posted by ライアン on 11月 12th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: エリザベス女王杯, 福島記念

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