11月10日（日）

 

■エリザベス女王杯

 

軸はラヴズオンリーユー。蹄の不安で秋華賞を回避し、今回はオークス以来ぶっつけでの実戦。しかし、長期休養明けにはなるものの、調教再開後は順調に乗り込まれ、主戦のデムーロ騎手が「何もいうことがない。素晴らしい馬だよ」と絶賛するほどの動きを見せるなど臨戦態勢は整っている。のちに秋華賞を勝つクロノジェネシスを完封したオークスから、世代トップクラスの能力は間違いなく、その上でまだキャリア４戦と伸びしろも十分。進化する樫の女王にとって、牝馬限定ＧＩは通過点でしかない。

 

穴ならポンデザール。サトノクラウンの半妹という良血馬。デビュー当初はなかなか結果が出なかったが、奥手の血統らしく、昨夏の未勝利勝ちから長期休養を挟んで目下４連勝中。連勝はいずれも芝2400ｍ以上の距離で、上がり３Ｆはすべてメンバー最速をマーク。距離に対する不安は一切なく、父がハーツクライに変わったことで兄よりも切れ味も増した印象。まだまったく底を見せていない魅力があり、前走からさらなる伸びしろへの期待も大。一発の可能性は十分ある。

 

■福島記念

 

軸はクレッシェンドラヴ。前走は強敵揃いのオールカマーで掲示板確保の５着好走。それも直線で狭くなり仕掛け遅れるところがあってのものだけに額面以上の評価が必要だ。ここにきてレースぶりに安定感が増しており、今がまさに充実期といった様相。福島は未勝利ながら３戦して２着３回と適正は十分。２戦連続で先着を許しているミッキースワローに対しても、前走が同斤で２走前が2.5kg貰いだったのが、今回は3.5kg差。状態の良さと斤量差を生かせば、今回は逆転が可能だ。

 

穴ならマイネルファンロン。福島は今回が初めてだが、戦歴からもわかるようにコーナーが４つの芝2000ｍはベストの条件。父ステイゴールドの産駒が17，18年の同レース連勝と血統面の後押しもあり、潜在的な舞台適正は間違いなく高い。10着大敗の前走毎日王冠は適性外の舞台だったうえ、さすがに相手関係が強力すぎただけにまったくの参考外。ひと叩きして状態面は確実に上向いており、舞台替わりで２走前のような競馬が出来ればガラリ一変があっておかしくない。

 

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Posted by ライアン on 11月 9th, 2019 :: Filed under 競馬
Tags :: エリザベス女王杯, 福島記念

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