2015年6月14日(日)
■東京11R エプソムカップ
軸はサトノアラジン。デビュー当初は「ダービー最有力候補」とまで呼ばれた逸材。気性面の難しさが出世を妨げていたが、古馬になり落ち着きが出てきた事で徐々に秘める才能が開花されてきた。全姉ラキシスは4歳でエリザベス女王杯を制し、5歳となった今年は大阪杯でキズナなど牡馬の一線級を一蹴。宝塚記念の有力候補にも挙げられている。姉同様の成長曲線を描く本馬も今こそが本格化の時。飛躍の秋に向けて、ここは結果だけではなく内容も問われる一戦となりそうだ。
穴ならヒラボクディープ。一昨年の青葉賞を勝って以降、勝ち星から遠ざかっているが、前走のモンゴル大統領賞は11番人気ながら3着に好走。4角15番手からメンバー3位となる上がり3F33秒7の末脚で見せ場を作った。今回も上位人気が見込まれる当時の勝ち馬サトノアラジンとは1kgの斤量差があって0秒3差。別定戦で斤量差がなくなれば差は縮まる。陣営は「切れ味勝負では分が悪い」としているが、東京での末脚は安定しており、前走ぐらい走れれば勝ち負けも十分に可能だ。
2015年6月14日(日)
■阪神11R マーメイドステークス
軸はアースライズ。年齢によるアローワンスもありハンデは最軽量の49kgだが、フラワーCではのちのNHKマイルC2着アルビアーノと0秒2差の2着、オークスでも4着に好走しており、その実績は古馬に混じっても十分に胸を張れるもの。未勝利勝ちを阪神で挙げておりコース適正は問題なし。オークスから中2週になるローテーションも「馬の気配は前走より良い」と陣営が太鼓判を押す。中央競馬で最も軽ハンデも活躍が目立つハンデ重賞はマーメイドS。斤量差を活かせば古馬相手もヒケは取らない。
穴ならカノン。2走前の1000万下特別では、中団から徐々に進出し直線で一気に後続を突き放す3馬身半差の圧勝。続く前走も強豪牡馬の揃った混合の準オープンで小差2着。牝馬限定ならば重賞でも通用すると思えるだけの結果を残してきた。それでいてハンデは50kg。これだけの軽量となると乗れるジョッキーも限られてくるが、乗り替わりなく高倉稜騎手が引き続き手綱を取れるのもプラス。長いところで結果を出してきただけに距離短縮が鍵となりそうだが、流れにさえ乗れれば大駆けがあってもおかしくない。
Posted by ライアン on 6月 11th, 2015 :: Filed under 競馬
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