【エプソムC&マーメイドS】注目馬情報!!
6月11日(日)
■エプソムカップ
軸はアストラエンブレム。デビュー当初から大舞台での活躍が期待されてきた本馬。現状、その期待に応えられているとは言えないが、これまで3度の重賞挑戦がすべて小差の4着で、それ以外では一度も馬券圏内を外したことがないという安定感は特筆できる。どこからでも競馬が出来る自在性と、11戦全てで上がり3位以内という末脚が最大の魅力。前走は極端なスローペースにハマって取りこぼしたが、1,2番手で進めた2頭が共に33秒台で上がる流れでは差し届かずでも仕方がない。これは評価を落とす要因にはならない。例年に比べれば手薄なメンバーだけに、ここはきっちりと結果を残し、今後に向けて賞金を加算しておきたい。
穴ならナスノセイカン。前走のメイSはやや間隔が空いていたぶん、しまいの伸びを欠いたが、昨秋のウェルカムSでは同舞台で鮮やかな差し切り勝ち。全5勝のうち4勝を左回りでマークしており、舞台設定は申し分ない。前出ウェルカムSでは後に重賞2着のキャンベルジュニアを負かし、今春の金鯱賞では0秒3差4着に好走。重賞通用の地力も既に証明している。今回は中2週になるが、最終追い切りでは最後までいっぱいに追われ、しまい1F13秒0。時計以上に動きの良さが目立ち、状態は前走以上と考えていい。得意舞台なら一変が有り得る。
■マーメイドS
軸はマキシマムドパリ。前走の大阪城Sは、後方待機から直線で外に進路をとり、仕掛けようとしたところで前がカットされる致命的な不利。完全に不完全燃焼と言える内容で、まったく力を出し切れていなかった。そもそも1800mはやや短い印象で、愛知杯勝ち、秋華賞3着がある2000mこそがベスト。阪神コースは[2-2-1-2]の得意舞台で、乗り替わりの藤岡佑騎手とのコンビも勝利実績あり。休み明けを苦にするタイプでもなく、減点材料は皆無に等しい。その上で、陣営は「GIに出走させるぐらいの感覚」と勝負気配も最高潮。波乱含みの重賞だが、ここは素直にその実績を信頼して良さそうだ。
穴ならプリメラアスール。昨秋、牡馬相手の準オープンをハイペースで逃げながら2着に粘走。その時点から「このレース(マーメイドS)を目標にしてきた」と鈴木調教師。その後に、ノーマークの逃げも幸いしてエリザベス女王杯で5着に好走しても目標を変える事なく順調に調整。「間が空くと馬の気が抜けてしまう」として、予定通りに中2週で2戦を消化し、「今回が一番良い状態」で今週を迎えた。ハンデによる乗り役の再調整を避けるため斤量次第になるジョッキーを二人確保する周到ぶり。誰の目にも明らかな勝負駆けは軽視できない。
Posted by ライアン on 6月 10th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: エプソムカップ, マーメイドステークス