【アイビスSD&クイーンS】注目馬情報!
8月2日(日)
■アイビスSD
軸はセイコーライコウ。何よりも適正が重視される直線競馬において、前年の優勝馬という実績はこれ以上ない強調材料となる。その昨年は一般的に不利とされる内枠から他馬を寄せ付けない完勝。枠順が重要という当コースの定説を覆すかのような鮮やかな勝ちっぷりだった。近年のトレンドにもなっている函館SSからの臨戦は昨年と同じで、4着だった点まで共通。今年で8歳になったが、前走後には主戦の柴田善臣騎手が「衰えはない」と明言しており状態面にも不安はない。その鞍上は千直で現役最多の24勝と騎手のコース適正も抜群。カノヤザクラ以来のアイビスSD連覇は手の届く位置にある。
穴ならフレイムヘイロー。ここでの有力馬も多数出走していた2走前の韋駄天Sで優勝。それまではオープンクラスでは大敗が続き、且つ直線競馬も初めてだったことから15番人気という低評価だったが、適正の高さを見せつける激走で大波乱を演出した。関係者をして「特殊過ぎる舞台」という新潟の千直で求められるのは1にも2にも適正。それだけに続くCBC賞で惨敗したことも何ら減点材料にはならない。コンビを組む西田騎手は「千直の鬼」とも言われるほど同コースを得意としている騎手で、この舞台でこれ以上に頼もしい騎手はいない。一度の激走だけではまだ一気に人気が上がることもなく配当的な魅力も十分。終わってみれば、人だけではなく馬も「千直の鬼」と呼ばれている可能性は低くない。
■クイーンS
軸はレッドリヴェール。前走のヴィクトリアマイルは内めから上手くレースを運び4着に健闘。人気以上の結果とはいかなかったが、不振を極めた昨秋から着実に復調傾向にあることを印象付けた。2歳時に不良馬場の札幌2歳Sを快勝しており、時計のかかる洋芝への適正も申し分なし。430kg前後と小柄で常に馬体重の管理が鍵となってくる馬だが、その点でも滞在競馬となる今回は普段よりは不安も小さい。「430kg台で出せれば負けられない」というのは陣営の本音だろう。阪神JF優勝、桜花賞2着の実績は今回のメンバーでは断然。前走から馬体を減らすような事さえ無ければ、軸として信頼していいだろう。
穴ならメイショウスザンナ。前走のマーメイドSは追い出してからの反応が今ひとつ。結果論だが2000mはやや距離が長かったと考えられる。今回と同じ9ハロン戦の3走前、福島牝馬Sでは勝ち馬と僅か0秒1差の3着。条件さえ整えば、牝馬限定の重賞でヒケを取ることはない。洋芝は今回が初めてになるが、陣営は「力のいる馬場もこなすので洋芝は合うと思う」と期待を寄せており、だからこそのレース選択。前記した福島牝馬Sは13番人気での激走だったが、もとよりフラワーC2着などもある実力派。ここも人気にはなりそうもないが、今一度高配当の立役者となる可能性は十分にありそうだ。
Posted by ライアン on 7月 31st, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: アイビスサマーダッシュ, クイーンステークス