【中山牝馬S&ファルコンS】注目馬情報!!
3月14日(土)
■中山牝馬S
軸はコントラチェック。前走のターコイズSを含め、当地中山で重賞を2勝。自身の他に半姉バウンスシャッセも中山で重賞と、実績からも血統背景からも舞台適正の高さはメンバーで群を抜いている。昨年のフラワーCは1分47秒4の好時計での圧勝。これは過去5年の中山牝馬Sと比べても最速の時計で、数字の裏付けがは申し分ない。ハンデも前走から1kg増の55kgなら想定の範囲内。これまで馬券圏内を外したのは2000m以上のGIのみと安定感は抜群。久々を苦にするタイプでもなく、得意舞台で牝馬同士のGIIIなら崩れることは考えにくい。
穴ならレイホーロマンス。明け7歳の牝馬ながら、年明けから既に3走して全て4着以内とここにきて成績が安定。橋田師が「この歳になってすごくカイバ食いがいい」と笑うように、まさに今が充実期といった様相だ。過去3度の重賞での馬券絡みはすべて52kg以下だった時で、前走時が420kgほどの小柄な牝馬だけに軽ハンデの恩恵は大。昨年の同レースも着順こそ8着ながら、51kgの軽量を生かして最速上がりをマークし、勝ち馬とは僅かに0秒2差と見せ場を作った。今回も当時と同じ51kgなら流れ次第で上位進出の可能性は十分ある。
■ファルコンS
軸はラウダシオン。前走のクロッカスSはデビュー以来、初めて逃げる形を取って3勝目をマーク。好発から自然とハナに立つと、道中は巧にペースを落として後続を引きつけ、直線では楽に突き放す盤石の勝ちっぷりだった。もっとも、決してハナにこだわるタイプではなく、もみじSは中団から上がり最速での差し切り勝ち、小倉2歳Sは後方からやはり上がり最速で0秒1差3着と差す形での決め手も十分。差し有利が顕著な中京にも不安はない。陣営が「成長期に入ってきた」と言うように、ここにきての伸びしろも大きく、連勝で一気の重賞制覇に期待できる。
穴ならウイングレイテスト。前走の朝日杯FSは9着に敗れたが、強敵相手のGIで積極的に勝ちに行く競馬をしての結果だから悲観する必要はない。その前走後は早くからここに照準を定め、放牧を挟んで順調な調整。見た目に大きな変化はないものの「スイッチが入ってからのフットワークが良くなっている」と伸びしろは小さくない。怪我で離脱中の松岡騎手に代わって手綱を取るミナリク騎手は2週前、1週前と追い切りで騎乗し「能力はあるし、重賞を勝てるレベルの馬だと思う」と高評価。本格化はまだ先でも、素質は決してヒケを取らない。
Posted by ライアン on 3月 13th, 2020 :: Filed under 競馬