【日経賞&毎日杯】注目馬情報!!
3月28日(土)
■日経賞
軸はミッキースワロー。昨夏の七夕賞で待望の重賞初勝利を飾ると、その後も2,3,4着と重賞で好走続き。勝ちみの遅さは拭えないものの、オールカマーは前残りの展開を上がり最速で2着、福島記念は58.5kgを背負って0秒2差と、地力の高さを示すに十分な競馬を続けている。馬券圏外に敗れた前走も、故障馬の影響を受けて勝負どころで大外に振られる不利があってのもの。スムーズなら結果は違っていたはずだ。中間は菊沢師自ら跨って感触を確かめ、「いい状態を維持できている」と胸を張る好仕上がり。伝統のGIIと言えど、一線級不在のここは負けられない。
穴ならサンアップルトン。昨秋に柴田善臣騎手とコンビを組むようになると、そこから4戦3勝2着1回。その全てで上がり最速をマークするなど、一気に頭角を現してきた。2走前の東京こそ相手も強くクビ差2着に敗れたが、新潟内回り、福島、中山内回りと小回りコースできっちり結果を残しており、特に中山は本格前も含めて[2-1-0-1]と抜群の適正を誇っている。中間は短期放牧を挟み、ここに向けての調整は順調そのもの。まだまだ伸びしろの大きい明け4歳馬で、前走からの上積みは大。相手は一気に強くなるが、今の充実ぶりなら通用していい。
■毎日杯
軸はアルジャンナ。ディープインパクト産駒の良血馬。期待通りに初戦を快勝した後は、東スポ杯2歳S2着、きさらぎ賞3着と重賞で勝ち切れないレースが続くが、ここまでの3戦では常に上がり33秒台をマークとしまいは確実。2走前は勝ったのがのちの2歳チャンピオンで相手が強すぎた面もあるが、前走は完全に前残りの展開で前を捕らえきれなかっただけ。エンジンのかかりが遅いタイプで、道中の位置取りが着差、着順に響いたことは間違いない。急坂をものともせずに突き抜けた初戦の内容から、阪神替わりは大歓迎。大目標にダービーに向け、ここは確実に賞金を加算しておきたい。
穴ならアーヴィント。阪神ダートの新馬戦を勝った直後で、初芝、初重賞と厳しい条件が並ぶが、先週の若葉Sでも初芝だったキメラヴェリテが10番人気で2着に好走しており、道悪、芝、ダートを問わず活躍しているキズナ産駒だけに初物尽くしの条件替わりでも侮れない。むしろ、「いい跳びをしている」と和田騎手が評する軽快なフットワークは芝でプラスに働く可能性も十分。実戦を経験したことでの上積みは大きく、稽古では動きも精神面も確実に良化。格上挑戦の重賞で波乱演出があれば、先に続くクラシックでも面白い存在になりそうだ。
Posted by ライアン on 3月 27th, 2020 :: Filed under 競馬