2月23日（日）

 

■フェブラリーＳ

 

軸はインティ。前年の覇者。その後は勝ち星から遠ざかっているものの、暮れのチャンピオンズＣでは、自身も従来のレコードを大幅に上回る時計で走破しての小差３着。先着を許した２頭が強すぎただけで、普通なら勝っていて当然ともいえる走りは見せていた。前走でも３着に敗れているが、あくまでも本番前のひと叩きであり、控える競馬を試しただけの内容からも何ら悲観する必要はない。その前走で再確認できたのは、やはり行ききってこそということ。今回は強力な同型が不在でマイペース単騎の競馬が可能。クリソベリルもゴールドドリームもいないここで負けるわけにはいかない。

 

穴ならワンダーリーデル。チャンピオンズＣ11着、根岸Ｓ８着と２戦連続の大敗で評価急落の様相だが、３走前は同舞台の武蔵野Ｓを1分34秒6の好時計で快勝。開催時期による馬場の差もあるとはいえ、この時計をフェブラリーＳにあてはめれば過去10年の良馬場開催時では最速となる。その武蔵野Ｓも、５走前のアハルテケＳも叩き２走目での一変。安田翔師も「使ってよくなるタイプ」と認める通りの典型的な叩き良化型で、前走を叩いたことで中間気配は格段に上昇。叩き２走目、距離延長で再度の一変がある。

 

 

 

■小倉大賞典

 

軸はヴェロックス。ここ入れば力が違う。昨年は王道のクラシックロードを歩み、皐月賞２着、日本ダービー３着、菊花賞３着。まだ重賞タイトルにこそ手は届いていないが、世代屈指の実力を疑う余地はない。距離は久々だが、小倉の芝1800ｍは８馬身差圧勝という衝撃的なデビューを飾った舞台で、内回りや小回りで結果を残してきていることからも、舞台適正は相当に高いと考えられる。大目標はまだ先だが、この中間も順調に調整が進み、ここも十分に力の出せる仕上がり。まずは今年の始動戦で待望の重賞タイトルを掴み取り、その後の飛躍に繋げたい。

 

穴ならレイホーロマンス。前走は小倉で行われた愛知杯で11番人気３着の激走。馬場や展開が向いた面もあるが、もともと小倉は再転入後に限れば［1-0-0-1］で、負けたのは一昨年の小倉記念の４着だから、舞台適正も高かった。さらに「小柄な馬なのでハンデが軽かったことも大きい」と橋田師は振り返るが、牡牝混合となる今回はさらに斤量減のハンデ51kg。前走以上のパフォーマンスが見られる可能性は高い。７歳牝馬で大きな上積みはないが、デキは良い意味で平行線。再度の大駆けがあっていい。

 

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Posted by ライアン on 2月 22nd, 2020 :: Filed under 競馬

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