1月8日（日）

 

■フェアリーＳ

 

軸はコーラルプリンセス。アルテミスＳは出遅れが響き８着に敗れたが、上がり３Ｆは１，２着馬に次ぐ３位の数字で、33秒台で上がったのはその３頭のみ。全３走で上位の上がりをマークしており、しまいは確実に脚を使えるのが魅力。前走の赤松賞では、ゲート練習の甲斐もあって五分のスタートから流れに乗り、最後はきっちり前を捉える味のある競馬で快勝。今回、中山替わりが鍵になりそうだが、血統的に力の要る馬場は合っていそうで、ここも五分のスタートさえ切れれば勝ち負けが濃厚だろう。

 

穴ならブラックオニキス。ファンタジーＳ、阪神ＪＦの大敗ですっかり評価を落とした印象だが、メンバー唯一のオープン勝ち、札幌２歳Ｓ２着の実績は明らかに格上と言える。前走はＧＩでさすがに相手が強く、２走前は距離が短く瞬発力勝負の流れも不向きだった。しぶとさを活かせる中山替わりは歓迎で、中山マイルによく似た札幌芝1500ｍで勝っている点も強調材料となる。大半が１勝馬のＧIIIなら巻き返してきてもおかしくない。

 

 

■シンザン記念

 

軸はアルアイン。母は米ＧＩ勝ち馬で父がディープインパクトというスケールの大きな良血馬。クラブ馬で１億円の募集価格が示すように関係者の期待は大きく、その期待通りにここまで無傷の２連勝。前走の千両賞は中団のインで脚をタメると、直線では１頭分だけ空いた最内を突き鋭く抜け出して快勝。レースセンスは抜群で、狭いところに入っていける勝負根性も特筆もの。３連勝で出世レースを勝利し、クラシック戦線に名乗りを挙げる。

 

穴ならブレイヴバローズ。初戦はタイセイスターリーに決め手に屈したものの、３着馬には５馬身差を付け地力を証明。続く２戦目は安定した取り口で快勝。稍重の京都芝７Ｆで1分22秒0なら時計面も優秀だ。抜け出してからフワフワするなど、精神面ではまだまだ幼さも残るが、半兄に重賞３勝のダッシャーゴーゴーがいる血統背景からも素質は確か。スタートが上手く、スッと前めにつけられる先行力は１回京都では大きな武器になるだけに、上位粘り込みがあっても驚けない。

 

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Posted by ライアン on 1月 7th, 2017 :: Filed under 競馬

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