8月28日（日）

 

 

■新潟２歳Ｓ

 

 

軸はサンライズソア。デビュー戦は絶好のスタートから楽に好位につけると、直線では早め先頭から最後までしっかり脚を伸ばして快勝。着差こそ3/4馬身だったが、最後は手綱を緩める余裕もみせる見た目以上の完勝で、鞍上のミルコ・デムーロも「賢いし、フットワークも大きくパワーもある。凄く良い馬」と絶賛した。初戦は番手からの競馬だったが、上がり３Ｆは33秒4としまいの脚も確かで瞬発力勝負にも対応は可能。500kgを超える大型馬で使った上積みもかなり見込め上、舞台経験があるのも強み。新たにコンビを組み若手期待の石川に初の重賞タイトルをもたらす。

 

 

穴ならアピールバイオ。地味な印象が拭えない福島デビュー組だが、その福島での初戦の内容は圧巻。好発から楽にハナを奪うと、そのまま後続に影をも踏ませぬ走りで８馬身差の大楽勝。05年から行われている福島芝1800ｍの新馬戦では最大着差となる圧勝劇だった。近親に長距離適性馬の多い血統背景からマイルへの距離短縮が鍵となりそうだが、陣営はスピードとパワーを兼ね備えているし問題ない」と意に介さない。この中間は坂路で４Ｆ51秒0をマークするなど調整過程も順調そのもの。福島デビュー組と侮っていると痛い目に合いそうだ。

 

 

 

■キーンランドＣ

 

 

軸はシュウジ。早くからスプリント能力を買われていた素質馬。春シーズンまでは適鞍がなく重賞戦線で大敗が続いたが、念願のスプリント戦となった前走の函館ＳＳは初の古馬相手でハナ差２着に好走。勝ち馬とはハンデ差があったことを考えれば勝ちに等しい内容とも言えるが、陣営としては「あそこは取りたかった」が本音。惜敗後の今回にかける意気込みは強い。その証拠にこの中間は精力的に乗り込み最終追い切りでも長めからしっかり追われ万全の態勢をアピール。「今回はメイチ。次がどうこうという話じゃない」という勝負駆けの一戦。先々を見据える上でもここでしっかりと賞金を加算しておきたい。

 

 

穴なら軽量の３歳牝馬ブランボヌール。春のＧＩは桜花賞８着、ＮＨＫマイルＣ６着と結果が出なかったが、ＮＨＫマイルＣは６着とはいえ、３番手でメジャーエンブレムのペースについていって0秒3差の粘走。十分に能力の高さを魅せつける内容だった。２戦２勝の1200ｍ戦ならばより切れ味が生きる可能性が高く、同じく２戦２勝の洋芝も適正十分。前走からしっかり間隔を空けたことで「休ませていい体に成長した」と伸びしろも大きい。古馬実績馬とは最大７kgにもなる斤量差を生かせれば大駆けがあってもおかしくない。

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Posted by ライアン on 8月 27th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: キーンランドカップ, 新潟2歳ステークス

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