11月12日（日）

 

■エリザベス女王杯

 

軸はスマートレイアー。前走の京都大賞典では並み居る強豪牡馬を一蹴して４つ目の重賞タイトルを獲得。７歳にして未だ衰え知らずの強烈な末脚を披露した。デビュー当初からＧＩ級と評されてきた逸材だが、ここまでＧＩは８度の挑戦で13年秋華賞の２着が最高と運に見放されている。しかし、そのＧＩ８戦で掲示板を外したのは３回だけで、一昨年のエリザベス女王杯も５着ながら勝ち馬とは僅かに0秒1差。力は足りる。ひと叩きされ状態面は万全。急遽の乗り替わりはプラスとは言えないが、川田なら減点にもならない。

 

穴ならジュールポレール。前走が準オープン勝ちで形の上では昇級戦だが、さらに遡れば阪神牝馬ＳとヴィクトリアＭで連続３着と既に一線級の牝馬相手に互角以上の実績を残している。その２つを好走していることからマイラーに見られがちだが、2000ｍでも連対実績があり、以前と比べて折り合い面の不安も解消。父ディープインパクト、母父エリシオの血統からも距離の克服は可能だ。デビュー以来、一度も掲示板を外していない抜群の安定感を武器に、ここも上位進出に期待する。

 

■福島記念

 

軸はウインブライト。前走の毎日王冠は好スタートから５番手に控え、道中はスムーズに追走。一線級の古馬を相手に真っ向勝負を挑むも、直線の攻防では瞬発力勝負に対応しきれず10着に敗れた。しかし、メンバーレベルを考えれば0秒6差は悲観する内容ではなく、むしろ善戦の部類。スプリングＳ勝ちがあるようにコーナー4つの小回りで自在に立ち回れるのは大きな強み。ローカルのハンデＧIIIなら見劣りするところはなく、叩いた上積みも加味すれば古馬相手でも十分勝ち負けになる。

 

穴ならマサハヤドリーム。極端な脚質から勝ち切れないレースも多いが、前走は道中一気のマクリから４角３番手まで押し上げ、直線は上がり最速で後続を突き放すだけという好内容準オープン勝ち。３歳春以来のオープン入りを果たした。全５勝のうち４勝を京都と小倉で挙げているように直線ほぼ平坦な福島の適正も高そう。今回は約３ヶ月ぶりとなるが、もともと間隔を明けてリフレッシュされた状態の方が結果を出しており久々もむしろ歓迎。連勝で一気の重賞初制覇もありうる。

 

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Posted by ライアン on 11月 11th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: エリザベス女王杯, 福島記念

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