【新潟記念&小倉2歳S】注目馬情報!!
9月3日(日)
■新潟記念
軸はルミナスウォリアー。6歳夏にして、いよいよ遅咲きの血が開花した印象。昨夏のオープン入り後は大崩れこそほとんどないものの勝ち切れないレースが続いていたが、前走の函館記念は3コーナー過ぎから早めに仕掛ける積極的な競馬で初タイトルを獲得。それまでの勝ちみの遅さが嘘のような強い内容だった。全6勝中5勝を2000mで挙げており、「サマー2000王者を取りたい」と今回は叩き2走目でメイチの仕上げ。函館記念を勝ったが、陣営は「新潟の方がレースはしやすい」としており、そもそも今夏の大目標はこちら。本格化前の昨年が0秒3差5着なのだから、充実期に入った今ならあっさりまであっておかしくない。
穴ならソールインパクト。前走の七夕賞は昇級で格上挑戦に身でありながら3着に好走。通算[4-4-10-10]という相手なりの走りが重賞も存分に発揮された格好だ。もっとも、2~3歳時は東スポ杯2歳Sで3着、ホープフルSと京成杯で4着と世代上位の能力を見せていた素質馬で、重賞でも相手なりの走りというよりは、格下相手でも勝ち切れないがゆえに条件戦に身を置いているといった方が正しい。今回も格上挑戦でハンデは53kgの軽量。「あまりに調子が良いので使うことにした」と状態面はこれ以上ないほど充実しており、ここも流れ次第で波乱演出がありうる。
■小倉2歳S
軸はモズスーパーフレア。同舞台の新馬戦は3コーナー先頭から押し切る好内容で完勝。1分08秒5の勝ち時計は、同日の古馬500万下より0秒2遅いだけで、オープンも含めた2歳戦では最速の数字。前半3Fを34秒0で飛ばしながら、後半も34秒5としまいもしっかりしており、直線で2着馬に一度は前に出られながらも差し返した勝負根性も非凡だ。2着馬とは半馬身差ながら3着馬には7馬身という決定的な差を付けており、数字も内容も秀逸。リエノテソーロと同じスパイツタウン産駒のマル外で現時点での完成度も高い。中一週で再度の小倉輸送が鍵だが、この中間は前走の疲れも見られず好調を維持。連勝に期待してよさそうだ。
穴ならルリハリ。新潟芝7Fのデビュー戦は、好スタートから好位の4番手でスムーズに流れに乗ると、直線でもしっかりと脚を伸ばし、一度は抜け出したドリームジャンボをかわして1馬身半差をつけて快勝。手綱を取った嘉藤騎手が「今のとこと何も注文がありません」と言う走りで、レースセンスの高さを見せつけた。時計的には目立つところはないが、回転の速いピッチ走法から、距離短縮も小倉替わりもプラスに働く公算が大。15年にキンシャサノキセキ産駒がワンツーを決めているように、フジキセキの系統が同レースと相性がよく、父ダノンシャンティの血統も魅力。この人気なら押さえておく価値はある。
Posted by ライアン on 9月 2nd, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: 小倉2歳ステークス, 新潟記念