【七夕賞&プロキオンS】注目馬情報!!
7月2日(日)
■七夕賞
軸はマルターズアポジー。デビュー以来、一度もハナを譲ったことのない個性派の逃げ馬。その脚質から成績にムラはあるが、昨夏に1000万下を勝って本格化を印象付けてからは6戦で重賞2勝を含む4勝をマーク。敗れた2戦はいずれもハイレベルなGIで、しかも現役最強馬キタサンブラックに早めから詰められる厳しすぎる展開なのだから、着差も着順も気にする必要はない。今回1番人気が濃厚なゼーヴィントを破った福島記念は、前傾ラップを刻んでの逃げ切りで決して展開に恵まれただけはない強い内容だった。福島は[3-0-1-0]で唯一の敗戦がラジオNIKKEI賞の3着とコース適性は抜群。同型との兼ね合いが鍵になるが、もともとハイラップでの逃げが身上だけに多少の競り合いは望むところだ。
穴ならバーディーイーグル。昨春のオープン入り後は思うような結果が出ていないが、近2走は連続5着と復調気配。2走前のメイSでは、それまでしまい一辺倒だった馬が先行策で0秒4差と脚質に幅を見せ、前走のエプソムCは控える競馬で上がり最速の0秒3差。相手も揃った中央場所の別定重賞であれだけの競馬が出来れば上出来だろう。「夏場が合うんだろうな」とここにきて体調面はさらに上昇。昨年の同レースでは7着に敗れているが「全く展開が向かなかった」と敗因も明白で、「今なら流れに乗った競馬が出来るはず」と陣営は自信を隠さない。昨年よりも1kg軽い53kg。大駆けの条件は揃ったと言えそうだ。
■プロキオンS
軸はカフジテイク。チャンピオンズC4着、フェブライリーS3着、ドバイのゴドルフィンマイルでも世界の強豪を相手に5着に善戦。ここでは力が違うと考えていい。昨年以降の国内11戦で、メンバー最速の上がり3Fが8回。そのうち5回は34秒台という芝並みの数字を叩き出しており、瞬発力に関しては現役トップレベルだ。海外遠征明けの初戦、約3ヶ月半ぶりとあって状態面が唯一懸念材料となるが、この中間の調整は順調そのもの。主戦の福永が3週連続で跨り、最終追い切りでは栗東坂路で自己ベストをマーク。力の出せる状態のあると判断できる。GIタイトルまではあと少し。秋の大一番に弾みをつけるためにも、ここはしっかりと結果を残しておきたい。
穴ならブライトライン。今年で8歳の高齢馬ながらここにきて一時期の不振を脱却しつつある。3走前の夢見月Sは59kgの酷量を背負って2着、2走前の東京スプリントは逃げ馬が押し切る流れを中団から差し込んで2着。2戦とも上がり3Fタイムはメンバー最速をマークしており、衰えどころか今が充実期といっても過言ではない走りをみせた。前走のアハルテケSは、いい手応えで直線に向いたものの、勝負どころで前が詰まりほとんど追うことなく終戦。これは度外視していいだろう。一度使われた事でデキは確実に上昇。56kgなら十分勝負になる。
Posted by ライアン on 7月 7th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: プロキオンS, プロキオンステークス, 七夕賞