【NZT&阪神牝馬S】注目馬情報!!
4月8日(土)
■ニュージーランドT
軸はボンセルヴィーソ。デビュー戦の大敗もあって、初勝利を挙げた頃まではさほど評価されていなかったが、デイリー杯2歳Sを8番人気で2着に好走すると、続く朝日杯FSは12番人気で3着に激走。2走続けて好走したことで、マイル路線における世代上位の評価を確固たるものとした。休み明けの前走ファルコンSもクビ差2着と勝ちきれなかったが、前半3F34秒0の流れを考えれば、これを3番手から粘り込んだのは十分に評価できる。ひと叩きされた上積みは大きく、脚質的に中山マイルも合いそうな印象。待望の2勝目は手の届く位置にある。
穴ならランガディア。ダイナカールからなる母系に父キングカメハメハという良血。血統馬らしく期待通りにデビュー戦を快勝すると、約半年ぶりだった前走もそつなく運んで無傷の2連勝を記録した。決して派手とは言えない勝ちっぷりで着差も僅か。時計的にも平凡の域を出ず現状での評価はまだ低いが、2戦とも狭い隙間を割って抜け出したように、レースセンスと瞬発力、勝負根性は非凡なものを持っている。まだ未完成な部分も多いが、裏を返せばそれだけ伸びしろもあるということ。大駆けに期待したい。
■阪神牝馬S
軸はアドマイヤリード。デビュー戦で期待馬シルバーステートを負かし牝馬クラシックでが期待されたものの、同世代との戦いでは思うような結果を残すことは出来なかった。しかし、ローズSで大敗して条件戦から仕切り直すと、そこから2,2,1,1着とトントン拍子の活躍で一気のオープン入り。いよいよ良血馬らしい実力が開花してきたようだ。前走で手綱を取った武幸四郎騎手は「こんな強い馬久々に乗った」と高絶賛。近走は1800m戦を続けて走っているが、4勝中2勝をマークするマイル戦なら距離短縮も問題なし。初重賞制覇を決める。
穴ならデニムアンドルビー。長らく勝利から遠ざかり、約1年半近い休み明けだった昨年暮れから目立った結果も出ておらず、すっかり評価を落とした印象。しかし、復帰戦の金鯱賞はメンバー最速の上がり32秒8をマークし、前走の中山牝馬Sも3番手から進めた馬が押し切る流れを後方から運んで0秒2差と力の一端は示している。JCと宝塚記念で2着など牡馬相手にも互角に戦ってきた実力馬。持ち前の決め手を活かせる阪神の外回りで、牝馬同士ならば3年半振りの勝利となっても不思議ではない。
Posted by ライアン on 4月 7th, 2017 :: Filed under 競馬