2月26日（日）

 

■中山記念

 

軸はアンビシャス。昨年の同レースでは33秒6の末脚で追い込んでドゥラメンテにクビ差の２着。大阪杯では後に同年ＧＩ２勝のキタサンブラックに競り勝つなど中距離のカテゴリでは間違いなく現役トップクラスと言っていいだろう。強烈な決め手を武器とするディープインパクト産駒だが、ラジオNIKKEI賞勝ちなどからもわかる通り小回りコースの適正は抜群。折り合いに難のある馬だが、コンビで［3-2-0-0］のルメールの手綱ならそれも問題なし。メンバー的に流れも向きそうなだけに今年はきっちり差し切れる。

 

穴ならヌーヴォレコルト。昨年は国内２戦、海外４戦。秋には米国から香港へ転戦しているが、帰国後の稽古ではまるで疲れを感じさせない動きをみせており、牝馬らしからぬタフさは未だ健在。香港ヴァーズでは不向きな流れのなかで４着に好走しており、明け６歳の牝馬でもまだまだ能力の衰えはなさそうだ。強豪牡馬相手に完勝した一昨年の同レースの内容から舞台設定はベスト。当時と同じ54kgの斤量も魅力でデキも申し分なし。一昨年の再現もありうる。

 

 

■阪急杯

 

軸はシュウジ。前走の阪神Ｃは距離が不安視されたのか７番人気の低評価だったが、終わってみればイスラボニータ以下の実力馬を封じて快勝。昨夏は３歳の身ながら古馬相手のスプリント重賞で連続２着があり、スプリンターズＳでも0秒1差４着なのだから能力的には決して驚くほどのものはなかったとも言えるか。その前走でコース適性の高さは証明済み。中間の稽古では、もともと稽古駆けするタイプとはいえ栗東坂路で49秒台など破格の動きをマークしておりデキも万全。引き続き川田の手綱で同舞台なら連勝濃厚。

 

穴ならナガラオリオン。明け８歳にして初の芝挑戦。近５走をダートのオープン特別で３，４，２，６，５着と一定の結果を出していながらの芝重賞参戦は当然勝算があってこそと考えていいだろう。前走、良馬場のダートで見せた上がり34秒8も強烈だったが、３走前は脚抜きの良いダートで33秒7と芝並みの上がりをマーク。対応可能ならその決め手はここでも十分通用する。プリサイスマシーンやビービーガルダンなど芝ダート兼用馬が結果を残しているレースでもあり、初の芝というだけで軽視すると痛い目にある可能性も。

 

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Posted by ライアン on 2月 25th, 2017 :: Filed under 競馬
Tags :: 中山記念, 阪急杯

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