【アルテミスS&スワンS】注目馬情報!!
10月29日(土)
■アルテミスS
軸はフローレスマジック。全兄姉にラキシス、サトノアラジンがいる良血。初戦こそハナ差2着と取りこぼしたが、スタートからフワフワして行き脚が付かず、直線で寄られるとスムーズさを欠くなどいかにも新馬戦といった内容で、まともに走ったのはラストの1Fくらい。しかし、一度実戦を経験したことで走りは一変。2戦目の前走は2番手から正攻法で楽に抜け出し4馬身差で快勝。血統通りのポテンシャルの高さを示した。兄姉とも晩成気味で本格化はまだ先だろうが、素質は世代でもトップクラスのものを持っている。
穴ならメローブリーズ。前走の函館2歳Sは8番人気と低評価ながら勝ち馬に0秒4差の4着に好走。スプリント戦のスタートで後手を引いたことを考えれば、その後の走りは十分に高く評価できるものだった。続けて1200mを使われ、兄姉も主に短い距離を走っていることから、マイルの距離を不安視する向きもあるが、近親に府中牝馬S勝ち馬で秋華賞2着ノムードインディゴがおり、父スクリーンヒーローに母父エルコンドルパサーならスタミナの裏付けは十分。マイルはこなせない距離ではない。久々と距離延長が嫌われるなら面白い。
■スワンS
軸はサトノアラジン。デビュー当初から大器と言われ、3歳時はクラシックを意識した距離を使われてきたが、菊花賞で6着に敗れたのを最後に路線を変更。マイル前後を中心に使われるようになり、それからは10戦して掲示板を数したのが2000mの国際GI香港Cのみという安定感を見せている。特に衝撃が大きかったのが今春の京王杯SC。スタートが一息で後方からの競馬になったものの、直線で末脚が爆発。メンバー最速となる上がり32秒4の圧倒的な決め手で豪快な直線一気を決めた。現状では折り合いがつきやすい7Fがベスト。久々でもいきなりから勝ち負け。
穴ならブラヴィッシモ。前走の仲秋Sは、好スタートからハナを奪うと番手からしつこく絡んでくるムーンクレストを振り切って逃げ切り勝ち。クビという着差以上に中身の濃い強い競馬だった。前走は最内枠ということもあって先手を取ったが、本来は好位からでも競馬できる自在性も兼備。阪急杯でミッキーアイルに0秒1差3着があるように春先の時点で重賞通用の地力を示していたが、ひと夏越してさらなる成長を見せる今なら今回のメンバーが相手でも十分通用する。
Posted by ライアン on 10月 28th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: アルテミスステークス, スワンステークス