6月12日（日）

 

■エプソムカップ

 

軸はルージュバック。天才少女と持て囃された逸材も、ここまでＧＩは未勝利。惜しいレースはあっても大舞台で勝ちきるには至っていない。しかし、体質の弱さからか度々順調さを欠いていた昨年に比べ、ここにきて確実に体質が安定。使いながらでもしっかりと負荷をかける稽古が出来るようになってきた。コース適正を考慮して牝馬限定重賞ではなくこちらへ回ることとなったが、牡馬相手でも怯むことのないメンタルは実績が証明しており、ＧIIIクラスならば間違いなく格上。今後の飛躍に繋げるためにも、そろそろ勝利という結果が欲しい。

 

 

穴ならダービーフィズ。王道を歩んだ昨秋のＧＩ３戦はいずれもいいところなく敗れているが、「夏から使い詰めでレースに飽きている感じだった」と振り返る陣営に悲観の色はない。その後は放牧を挟んで心身ともにリフレッシュ。休み明け初戦で８着に敗れた前走も「新潟外回りの適正の差」と力負けではないことを強調する。今度はＧＩを除けば［3-3-0-5］と得意の東京。もともと暖かい時期に調子を上げるタイプでもあり、ここでの巻き返しがあってもおかしくない。
■マーメイドＳ

 

軸はレッドオリヴィア。ここまで16戦で3着以内が11回と大崩れのない走りが魅力の本馬。昨年は1000万下で今回上位人気が見込まれるシュンドルボンにも勝っており地力はここでも通用する。頼もしいのは「（ハンデが）何キロになっても乗る」と意気込む秋山騎手。どれだけ減量が必要になったとしても乗りたいというのは、それだけ手応えを感じている証と言えるだろう。能力は通用、ハンデも魅力、それに加えて鞍上にそれだけの手応えがあるならば、たとえ格上挑戦であっても勝ち負けまで期待して良さそうだ。

 

 

穴ならヒルノマテーラ。軽ハンデ馬の激走は度々波乱を生んでいる本競争。今年は51kgの本馬に期待したい。前走のパールＳは0秒3差の４着。勝ったリラヴァティも今回出走を予定しているが、そちらはハンデ53kg。俗に「１kg＝0.2秒」と言われるが、当時は同じ斤量だったのが今回は２kg差なら計算上は逆転の算段が成り立つ。ベテランの四位騎手が51kgでも騎乗するのはそれだけ勝機を感じているからこそ。波乱演出の可能性は決して低くない。

 

 

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Posted by ライアン on 6月 11th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: エプソムカップ, マーメイドステークス

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