【フローラS&マイラーズC】注目馬情報!!
4月24日(日)
■フローラステークス
軸はパールコード。年明けのデビューから3戦2勝。初戦が5番人気と当初の評価はそれほど高くなかったが、これを2馬身半差で快勝すると、続くつばき賞では3着に好走。ナムラシングン、ミッキーロケットといった牡馬の強豪相手に0秒2差の実力は本物で、牝馬同士の自己条件だった前走のミモザ賞は単勝1.9倍の断然人気に応えて楽勝してみせた。それも、道中は5番手追走からスローを見越して早めに動き4角先頭での押し切り勝ちという強い内容。血統的にやや決め手に欠ける面はあるものの、開幕週の東京ならば前走のような競馬が出来れば結果は自ずとついてくる。
穴ならフロンテアクイーン。前走のクイーンCはメジャーエンブレムが別格の走りを見せる中で、熾烈な2着争いを制して賞金確保に成功。当初は桜花賞という選択肢もあったが、陣営は適正を考慮しオークス一本に照準を絞った。父メイショウサムソンに母父サンデーサイレンスの血統から、引き続きの東京コース、2000mへの距離延長は歓迎。ネックになっていた体質の弱さも徐々に改善され、稽古も実戦も順調に使えるようになってきた。あとは課題のスタートさえ克服できれば、世代トップの争いに加わる資格は十分ある。
■マイラーズカップ
軸はフィエロ。重賞未勝利ながら、マイルCSで2年連続2着など確かな実力を示している本馬。ディープイントパクト産駒らしく京都コースとの相性は抜群で、前記GI2着2回を含め[1-5-2-0]と4着以下なし。マイラーズCも一昨年2着、昨年3着と上位争いを演じている。デビューが3歳夏と遅かった上に休養期間も長く、明け7歳となった今でもキャリアは僅か18戦。肉体的な消耗は少なく、まだまだ衰えも感じられない。休み明けを苦にするタイプでもないだけに、ここで悲願の重賞タイトルを手にし、堂々を春の大一番へと駒を進める。
穴ならレッドアリオン。昨年の本競争では8番人気の低評価を覆して初重賞制覇。レコード決着の一昨年も4着に好走しており、この時期の京都マイルという条件は本馬にとってこれ以上ないベスト条件となる。昨年は、その後に関屋記念でタイトルを上積みしたものの、秋は明らかに調子を落とし3戦ともに大敗。しかし、立て直された前走の小倉大賞典は見せ場たっぷりの0秒4差。ベストより1F長い1800mでトップハンデタイの58kgを考えれば復調気配を確信するのに十分な内容だった。満を持してのベスト舞台。連覇で昨年以上の波乱を演出する。
Posted by ライアン on 4月 23rd, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: フローラステークス, マイラーズカップ