【共同通信杯&京都記念】注目馬情報!!
2月14日(日)
■共同通信杯
軸はスマートオーディン。後からデビューした組の印象が強く、やや影が薄くなりつつある本馬だが、新馬戦、東スポ杯2歳Sで圧倒的なパフォーマンスが色褪せることはない。阪神芝1800mのデビュー戦は超スローペースとはいえラスト3Fが11秒1-11秒1-11秒1という圧巻のラップ構成。急坂のある阪神でこの数字は驚異的だ。さらに前走の東スポ杯ではレース上がり33秒7という極端な後傾ラップを自身32秒9の強烈なキレ味で一気に差し切ってみせた。スローペースゆえ勝ち時計は平凡だったが、上がりの速さは昨年のサトノクラウン、一昨年のイスラボニータを遥かに凌ぐもので、そのポテンシャルの高さは計り知れない。引き続き東京が舞台ならば、再び本馬の末脚が爆発する。
穴ならイモータル。ロイヤルCで1番人気を裏切る2着に敗れ、朝日杯FSでは見せ場すらなく9着。デビュー当初の大器の評価は一気に下降線を辿っているが、出遅れた上に仕掛けも遅れたロイヤルCは負けて強しの内容。朝日杯FSは直前の乗り替わりもあり、レースでは終始掛かりっぱなしで全く競馬にならず。能力を否定する負け方はしていない。前走後に一息いれてしっかりと立て直され、鞍上も戸崎に戻り、舞台も実績のある左回り、距離も初戦勝ちと同じ1800m。これだけ条件が好転すれば、ハートレー、スマートオーディンと五角以上の勝負も十分に可能だ。
■京都記念
軸はレーヴミストラル。クラシックはダービーのみの出走で9着と結果を残せなかったが、秋は無理に菊花賞を目指さず馬の体調に合わせて調整。AR共和国杯で戦線に復帰すると、初の古馬相手ながら見せ場たっぷりの3着と実力の片鱗を見せつけた。続く金鯱賞は8着と大敗したが、前走の日経新春杯は上がり33秒1の強烈なキレ味で快勝。敗れた金鯱賞を含め復帰後の3戦すべてで最速上がりをマークと良血馬が徐々に本格化ムードを漂わせている。京都外回りは2戦2勝とコース適正は抜群。前走同様のキレ味を発揮できれば、重賞連勝の可能性は極めて高い。
穴ならトーセンレーヴ。ブエナビスタの半弟にしてディープインパクト産駒という超の付く良血馬で、デビュー前からGI戦線での活躍が義務付けられた血統とも言えるが、ここまでGI勝ちはおろか、重賞もGIIIエプソムCの1勝のみ。しかし、昨秋はオープン特別連勝で賞金を積み上げダービー以来となるGIの舞台、有馬記念に出走。そこで、6着ながら勝ち馬と0秒3差。上がり3Fはメンバー最速をマークし、池江師をして「前がカットされなければ3着はあった」と言わしめる走りを見せた。明け8歳となったここにきていよいよ超良血の覚醒か。今回が真価を問われる一戦となる。
Posted by ライアン on 2月 13th, 2016 :: Filed under 競馬
Tags :: 京都記念, 共同通信杯