■7月26日（日）

 

■中京記念
軸はダローネガ。２歳時にデイリー杯２歳Ｓ２着、朝日杯ＦＳ５着など一線級で活躍を見せたが、その後は３歳夏に小倉日経オープンを勝ったのが目立つ程度で、古馬にり準オープンに降級してからは不本意な結果がしばらく続いていた。しかし、昨年暮れの元町Ｓ、休養明けの春興Ｓではそれぞれヴァンセンヌ、サトノアラジンといった重賞の強豪相手に２着に好走し復調アピール。前走の湘南Ｓで２年８ヶ月ぶりの勝利を挙げ再び重賞の舞台に帰ってきた。そもそも長期に渡るスランプの原因は腰を痛めていた事で、それが改善されたことが直近の成績に繋がっている。完全に息を吹き返した素質馬が６歳にして待望の重賞タイトルを獲得する。

 

穴ならゴールドベル。12年御在所特別１着、13年清洲特別１着。これらはいずれも夏開催の中京で上げた勝利。14年の夏こそ中京参戦はなかったが、今年もまた先々週の豊明Ｓで豪快な差し切り勝ちを決めて念願のオープン入りを果たした。これで中京は５戦３勝。陣営が「これだけ走るのだからこの時期の中京があっているというしかない」と言えば、中京３勝すべてで手綱を握った小牧太騎手も「道中でタメが利くから中京は走る。夏場も良い」と適正を認めている。中１週でも「この中間も凄くいい」という状態でデキ落ちはおろか状態面は前走以上。デビュー30戦目での重賞初挑戦となるが、目下の充実度ならいきなり壁を突き破ってもおかしくはない。

 

 
■函館２歳Ｓ
軸はブランボヌール。例年、函館２歳Ｓで主力となるのは同舞台の新馬戦を好時計で勝ち上がってきた馬。今年は函館芝1200ｍで1分9秒台の時計を持つ馬がおらず突出馬不在とも言えるが、ブランボヌールがマークした稍重馬場での1分10秒5が優秀。クビ差退けたメジェルダが次走を圧勝している点からも、同馬のデビューのレースレベルが高かったことは明らかだ。初の実践で行き脚が付かなかった前走だが、一度レースを経験したことでの上積みは大。状態面でも「前走は少し余裕のある仕上げ」でこちらも上昇気配。牧場時代から評判の高かった良血の才女が、函館リーディングを独走する絶好調岩田騎手の手綱で、世代最初の重賞タイトルを獲得する。

 

穴ならラプレシオーサ。３頭が出走を予定している地方馬のなかでも最も芝適正を感じるのが本馬。砂を被るのを嫌がりながら直線で一気に抜け出し３馬身差で完勝した初戦の内容も光ったが、スタートから後続に影をも踏ませぬ走りで７馬身突き放した前走は圧巻。そのポテンシャルは過去に中央で結果を残してきた地方馬達にもヒケはとらない。そもそも、母はカナダの２歳牝馬チャンピオンで、父はＮＨＫマイルＣをレコード勝ちのダノンシャンティなら芝替わりは歓迎。父の父フジキセキから洋芝適正も十分に見込めるだけに、ここで中央勢を相手に金星をあげても驚けない。

 

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Posted by ライアン on 7月 24th, 2015 :: Filed under 競馬
Tags :: 中京記念, 函館2歳ステークス

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