9月27日（日）

 

■オールカマー

 

軸はカレンブーケドール。昨年はオークス、秋華賞で２着。さらに３歳牝馬ながら古馬牡馬の一線級が相手となるジャパンＣでも２着に好走し、その実力がＧＩ級であることを存分に示した。今年は春の大目標としていたドバイシーマクラシックが出国後に中止となったことでローテーションに狂いが生じたが、その後に無理せず立て直しに専念したことで「体は戻っているし、休み明けとしては合格点」と国枝師。ＧＩで２着３回も実は重賞は未勝利。「何とか重賞を獲って大きいところを狙いたい」というここで惜敗続きに終止符を。

 

穴ならジェネラーレウーノ。重度の屈腱炎を乗り越えて、約20ヶ月ぶりとなる復帰戦を向かえる。常識的に考えれば厳しいと言わざるを得ない長期休養明けだが、牧場でもトレセンでもじっくり乗り込まれ「雰囲気はダービーの前に近いものがある」と矢野師。美浦坂路では１週前に4F50秒6、しまい重点の当週はラスト1F11秒7と稽古の動きは文句なしと言えるデキにある。京成杯とセントライト記念を勝ち、皐月賞も３着好走と中山のコース適性は今回のメンバーでも随一。持ち前の先行力を発揮できればいきなりから好走があっておかしくない。

 

 

 

■神戸新聞杯

 

軸はコントレイル。配当妙味は皆無でも無敗の２冠馬には逆らえない。春は皐月賞、ダービーと異なる舞台でいずれも力の違いを見せつける圧勝劇。特にダービーは懸念された気性面も全く問題なく、道中は難なく折り合って、直線は遊びながら後続に３馬身差なのだから絶対能力が違い過ぎたとしか言えない。順調に夏を越し、見た目に大きな変化こそないものの「春より、はるかに良い動きが出来るようになっている」と福永騎手。父ディープインパクト以来となる史上３頭目の無敗３冠へ。まずは無傷６連勝を決める。

 

穴ならシンボ。水沢の金杯勝ち、北海優駿２着がある門別所属の実力馬。今夏の函館で初めて中央に挑戦すると、いきなり２勝クラスの横津岳特別を快勝。単勝10番人気と前評判は低かったが、レースではスタートから果敢にハナを奪うと、残り1000ｍあたりからペースが上がる厳しい流れの中で後続の追撃を振り切って見せた。昨年は１勝クラスとして行われた横津岳特別を勝ったディバインフォースはその後に菊花賞で４着に好走。２勝クラスを勝った本馬はそれ以上と評価することも出来るだけに、このトライアルでも決して軽視は出来ない。

 

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Posted by ライアン on 9月 26th, 2020 :: Filed under 競馬

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